あぐり王国 放送内容

2017ǯ1125土
ブルーチーズ独特の作り方


ここから、固体と液体に分けるため、
専用の道具を使い、
サイコロ状に切っていくのですが、

ここでもブルーチーズ作りならではの特徴が…





伊勢さん
「この牛乳のバットと呼ばれる容器ですが
 それに合わせた専用のカッターです」

リーダー
円形になってるの?
 四角いのは見た事あるんです!」

伊勢さん「それが一般的ですね」





伊勢さん
「これがブルーチーズ専用のバットで
 あとで作業していくと分かるんですが
 ブルーチーズを作るためには
 絶対必要な形なんですね」

一般的なチーズが、
直方体のバットでつくるのに対し、
ブルーチーズの場合、
半円筒形のブルーチーズ専用のバットで作ります。
ここからの作業に、
その理由が関係してくるということですが…





伊勢さん「一気に…」

スウウウウウウウウウ~~
(カッターを一気に引く)

あぐり一行「ええええええ~」






「表面は何も変わってないですけど…」

リーダー
「これはあれですか?昔でいう
 切ったのに切られた方は分からない!」

伊勢さん
「チーズはまだ切られたことに
 気付いてないと思います」

リーダー「すげえ」





このあと、縦にも切れ目を入れ、
さらに細かくカットし、
大きなヘラで攪拌していきます。

伊勢さん
「さっきの半円形状の理由なんですけど
 ブランコのように
 粒を行ったり来たりさせて
 粒同士をぶつけ合わせるんです。
 そうすることで粒の表面に膜が張る!」





伊勢さん
「ブルーチーズって、
 チーズの中に穴が開いていて
 そこに青カビが生えていますよね。
 あれは粒同士がくっつききらずに
 隙間ができて青カビが生えている」



伊勢さん
「わざとチーズの中を
 すき間だらけにするために
 このような作業をしています」



伊勢さん
「なのでこれはブルーチーズしか作れない!」

ブルーチーズをつくるには、
青カビをより繁殖させる必要があります。

そのため、チーズが結合しないよう、
粒同士をぶつけあい、
あえて隙間をつくることで、
通気性を良くし青カビの繁殖を促すんです。





これは、粒同士の隙間を作らない一般的な
チーズづくりとは真逆の製造方法なんです。




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