あぐり王国 放送内容

2017ǯ1202土
納得の味を求めて…仲間・地域に支えられ…


午前11時45分 昼食

「今日は小豆が美味しいよ」
「生産者さんに感謝だね」

昼食は、自分たちが調理した
その日の給食を食べます。
料理の出来具合など、
調理人同士が共有できる時間を
設けているのです。





廣田さん
「子供の口に入るものなので
 自分の家庭と同じものを同じように
 給食でも作ってもらいたいたんです」

調理人
美味しくないものはプライドが許さない。
 そこは絶対なんですよ」





廣田さん
「自分たちが納得していないもの
 出したくない!!

調理人
「(廣田さんの思いに)
 こちらも返していかなきゃと思う」

廣田さん
「本当に仲間に恵まれているなって
 思います。
 みんなにちょっとゴマすっておいて…」

調理人「(献立に)ゴマ入ってるからね!」





「午後、廣田さん何やらパソコンに向かって
 作業をしていますね。
 おっ、これは給食の献立ですね~
 調理人のリーダーは、
 色んな仕事があるんですね」

廣田さん
「まだこれだけ仕事あるんですよ。
 食器回収の仕事もあるので
 たくさんやらなきゃいけないことがある!
 何とかしてやんなかったらと思って…」





「あれあれ? 
 やることがいっぱいと言ってた廣田さん。
 事務所を出てっちゃうようですけどね~
 どちらへ向かうんですか?」

廣田さん
「今は白菜をとりに行きます!」





到着したのは、白菜を提供してくれている
生産者の畑です。

廣田さん「こんにちは~」





「畑一面に広がる白菜!
 鮮度抜群の食材が使えるのは贅沢ですよね」

廣田さん
「バリバリ!すごいですよ~
 ダンディな生産者さんです!」

生産者 簑島親彦さん
「50玉?とっていくから車に積んでいって」

バリバリッ

「いやー、新鮮さがわかるイイ音です。
 しかも、鮮度抜群の白菜。
 50玉も収穫できるなんて、
 地域の繋がりがあるからこそですね」





足寄町では、地域食材の美味しさを
子ども達に知ってもらうため、
11年ほど前から定期的に、
生産者が安価に提供してくれる食材を
積極的に使った、
「ふるさと給食月間」と呼ばれる取り組みを
実施しているのです。




「廣田さんの食材調達は、まだ続きます。
 こちらの生産者は、どんな食材でしょうか?
 おっ、ジャガイモですね。
 俵形が特徴の品種、メークインですね」

廣田さん
スープカレーに使用しようかと…
 ゴロゴロ大きくして!
 子供たちの食べっぷりが違うんですよ」





生産者 上妻 ハツエさん
「給食でも食べてくれたらいいなと思ってます」

廣田さん
「愛情込めて作ってくれる人がいるから
 おいしく食べられるので、
 本当にありがたいです」





生産者との連携の輪は少しずつ広がり、現在、
11軒が給食用に食材を提供してくれています。

そんな中、
これまで使ったことのない羊肉で、
廣田さんが新たなカレー作りに
挑戦するというのです。

廣田さん
「次はね…羊の徐骨(解体)作業が行われるので
 金曜日のカレーに使う羊の解体作業を
 勉強のために見に行きます」




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