さあキトビロ狩りしましょう。
若林さん
「この辺は日当たりが良いから成長が早い」
あぐりっこもキトビロ狩り♪
ミクル「あっ2本とれた!楽しい」
ソウタ「スッと抜けるところが楽しい!」
もう2人とも雨の中、
座り込んで黙々と収穫するあぐりっこ。
リーダー
「子連れで来るのが分かるわ!
子供と一緒にできるもん!楽しい!」
あぐりっこ「楽しい!」
じゃじゃん もんすけです!
みんな夢中になる、行者ニンニク狩り。
その驚きのパワーについて、
行者ニンニク研究の第一人者、
北翔大学の西村弘行名誉教授に聞いてみたよ!
「北海道には約40-50種類の山菜があります。
健康に寄与する山菜であるということと
うま味成分が入っているので
他の山菜に比べたら価値の高い山菜、
山菜の王様と言われています。
βカロテンを含み
体内でビタミンAに変わります。
さらにビタミンCを含んでいます。
とくにβカロテンはある程度の基準以上に
含んでいますので緑黄色野菜とよんでも良い。
さらに非常に多いのが
硫黄を含む成分の硫化アリル。
ニンニクに匹敵する、玉ネギより多い。
動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞など
循環器系の病気の予防なる。
元気をつける男性ホルモンを
多くする成分も含んでいるということで
大変貴重な山菜ではないかと思います」
山菜の中でもトップクラスの栄養を誇る、
行者ニンニク!でも、自生している数は
年々減ってるんだって…。
「野山に生える行者ニンニクを
根こそぎ持っていく乱採が原因です。
是非とも地上部のところを上手に切って
上だけを袋に入れて持って帰る。
根をそのままおいておきますと
3~5年くらいで元通りになります。
根こそぎ持っていくことだけは
やめていただけたらと願っています」
行者ニンニクのおいしさを
みんなで楽しむためにも、
山菜狩りの時には、
根を残して収穫しようね!
森
「さて行者ニンニク以外も育てている!
ということで、やってきましたが…」
リーダー
「ここで育っているのは何?
スコップで掘ってみましょう」
行者ニンニクのほかにも、
様々な作物を栽培している若林さん。
土から顔を出している、この山菜は何なのか。
スコップで掘り起こしてみると…?
リーダー「なんだ、それ?」
ソウタ「何だろう」
リーダー「知ってる?山わさび」
ソウタ
「聞いたことはある。辛いのかな?」
リーダー
「辛いよ~!
もう泣くほど辛いよ!」
清流のそばなどで栽培される
緑色の「沢ワサビ」に対し、
山菜として自生し、
畑でも栽培される「山ワサビ」。
寒さに強く、生命力もあるので、
北海道に向いているのだとか。