あぐり王国 放送内容

2018ǯ0519土
自動操舵トラクターとは?


「よろしくお願いしま~す」

教えていただくのは
北見工業大学、地域未来デザイン工学科、
生体メカトロニクス研究室の星野洋平准教授。





北見市内にキャンパスを構える、
1960年に創立の北見工業大学。



地域環境工学科
地域未来デザイン工学科
2学科があり、
機械・電子工学・情報システム・食品など、
8のコース、70を超える研究室で、
先進の研究が行われています。



リーダー
「あのトラクターが最先端ということですが…
 何か変わったことをしているの?」

星野准教授
「今、自動操舵トラクター
 実験をしています!」

リーダー「人乗ってるんじゃない?」

星野准教授
「手を離しても自動で曲がって
 ちゃんと走っていきます」





北見工業大学が研究を進めている
「自動操舵トラクター」。



特殊な装置によって、
ハンドル操作を自動で行ってくれる仕組みに
なっているそうなんですが??



リーダー
「一体、誰がどうやって開発されたの?」

星野准教授
「もともと自動操舵のシステムは
 市販されているものがあります」





星野准教授
GPSの信号を使って
 自分の位置を読み取っています。
 いくつかの衛星からの電波が飛んできて
 それの時間差を測って自分の位置が分かる!」




星野准教授
「旋回部分はまだ出来ていなかったんですが
 北見工大で旋回部分の経路も作れ、
 それを読み込ませてあげると、
 自動操舵ができるって所まできました」

リーダー
「でもこれはもう本当に
 厳密にやらなきゃいけない!」

星野准教授
「そうですね。
 最大でもプラスマイナス5センチくらい」

リーダー
「5センチ?5センチの誤差?
 北見工大すげ~!!」





GPSの信号を受信して、
あらかじめ設定したルートを
自動走行できるシステム。



繊細なハンドル操作が必要とされる
トラクターでの種まき作業も、
このシステムでは平らな畑でおよそ5センチ、
傾斜のある畑でも10センチ程度の誤差で
作業ができるそうなんです。


(C)HBC