

続いては加工技術での画期的な研究が
行われているという、
大学の研究室にお邪魔しました。
星野准教授
「カボチャを加工するための
機械をつくっています」
カボチャを加工する画期的な研究とは、
いったい、どのような研究なのでしょうか?
星野准教授
「ここが実験室になります」
リーダー
「アグリ実験室って書いてある…
俺たちの実験室だ!」

実験室に入ってみると-
星野准教授
「これが機械になります!」
リーダー「これですか?」
リョウ
「前に加工場で見た
カボチャを置く機械みたい…」
星野准教授
「これはカボチャの皮を自動でむく機械です」

カボチャの皮を自動でむく機械ということですが
以前、番組ではオホーツクエリアの佐呂間町で、
加工用カボチャの生産にふれ、
スピーディに行われる皮むき作業を学んだのです。
その際は、加工施設にいる
熟練スタッフの皆さんが、
大きなピーラーを使って皮をむいていました。

どのように自動で皮をむくというのでしょうか?

リーダー「何々?刺さった?」
カボチャの芯に棒が刺さりました。

そして機械のボタンを押すと…
ピーラーのようなものがセットされて…
ガラガラガラガラガラガラ
あぐり一行「ああああああ」
リーダー「むけた…」
北見工業大学 大学院2年 福山亮介さん
「自動で逆回転するので
後は手で押さえるだけで抜けます」
リーダー「むけてる!」
ハルノ「めっちゃキレイ♪」

星野准教授
「センサーがついていて
押し込みすぎから離す、
離れすぎたら押しこむというのを繰り返して
ずっとなぞっていきます」
リーダー
「そんなセンサーあるんですか」
星野准教授
「そうするとカボチャに触っている所を
ずっとなぞっていくよう開発してます」


実用化になれば、誰でもボタン一つで、
簡単に作業が行えるという画期的な
マシンなんです。

リーダー
「人力に換算するとどのくらい?」
星野准教授
「熟練の作業員さんだと
1日で約6000個ですね」
森「それもすごいけど」
リーダー「そんなに剥いてたんだ!!」
星野准教授
「今はこの機械だと2倍くらい
時間がかかってしまいます。
ただ熟練の作業員さんがやると
6000個ですが
熟練の作業員の方々も高齢化で
人数がなかなか集まらなく
なってきている。
この機械だととりつけてボタンを押せば
自動でむけるので初心者でもできる!
取り付けの作業も自動でできるように
開発中です」

リーダー「福山君は将来するの?」
北見工業大学 大学院2年 福山亮介さん
「この後は就職して、
地元である北海道で活躍していけるように
頑張っていこと思います」
森
「でもスゴイですよね。
もしこれが本格的に使用されるようになったら
佐呂間の工場にあったものが
全部これに変わる訳じゃないですか!」
リーダー「景色変わるよ!」
森
「それの始まりが二人って…
すごくないですか!!!」