ホルスタインクラブは、
今年度1回目の共進会への参加を
翌日に控えています。
牛の年齢や状況によって細かくクラス分けされる
共進会で2つのクラスにエントリー。
部員は出品する牛の
最終的な手入れに余念がありません。
筥嵜さん
「鮮明に見えた方が牛の形がキレイに見えるので」
共進会への準備として、
毛刈り作業は基本中の基本。
牛の骨格や肉付きをより美しく見せるため、
入念に刈り込みます。
筥嵜さん
「みんな~ごめん!あんね~
ちょっと自分のツナギを汚れてないか確認して
もし結構汚れてたら洗濯機で洗いたいんだよね。
うん、今ちょっと確認してほしい!」
筥嵜さん
「はい!ありました。
あの~コンテナの中にありました」
(森崎)
筥嵜さんはこの日、新入部員への指示や、
翌日の遠征の支度などで大忙し。
肝心な調教の練習になかなか進めません。
すると-
櫻井部長
「刈り残しくらい共進会の日に
刈れば良かったのに!」
筥嵜さん「う~ん。頭悪かった…」
櫻井部長
「考えろよ!
今日ひかないとやばいんだからよ!」
筥嵜さん
「う~ん、残る!残るから!もう残る!」
(森)
陽も傾きかけたころ、ようやく調教サークルへ。
牛をリードする技術は、より良い姿勢で歩かせて、
美しさをアピールするために、とても大切な要素。
牛とのコミュニケーション能力も必要とされます。
筥嵜さん
「めんこいですね。やっぱり。
みんなで一生懸命お世話してきてるんで
う~んなんか~
愛着というか…何と言うか…
そういうのはありますね!」
(森崎)
牛をリードするための器具、
頭絡(とうらく)を取り付けようとした時、
大変な事態が起こりました。
筥嵜さんのいう事を聞かなくなる牛。
筥嵜さん
「はいはいはい。ちょっと待って…
待って待って…」
筥嵜さん
「わ~待って待って!
ごめんごめん!」
あれあれ?なんか様子が…
あ~っ!牛が暴れ出しちゃった!
コレ、ど~なっちゃうの?
筥嵜さん
「ちょっと待って…いやいやいやいや…
ごめんごめんごめん」
子牛と言っても、暴れだしたら
女子一人の手に負えるものではありません!
ここは、男子の出番!
力を合わせて、暴れている子牛を捕獲せよ!
生徒
「角に追い込もう」
「横になって!横になって」
筥嵜さん「ごめんごめん…」
囲んで、追い込んで…そう!
生徒「いいぞ!いいぞ!」
は~捕まえた~!離すないでね慎重に…。
筥嵜さん
「いやいやいや…
本当にごめん。本当にごめん。
いやいや…みんな本当にごめん」