(森崎)
改めて頭絡(とうらく)を装着します。
心配した3年生の、
佐藤柊誠君が手伝いに来てくれました。
佐藤くん「何してるの?」
筥嵜さん「えっ!?」
佐藤くん「君ここ持ってないと!」
筥嵜さん「ごめん…ありがとう…」
筥嵜さん、動揺を隠しきれません。
筥嵜さん「はいはい…いいよ…」
結局、この日筥崎さんは、
調教に納得のいく時間をかけることは
出来ませんでした。
翌日にかける意気込みは、熱いんですが…。
櫻井部長「あと5分!」
佐藤くん「コイツ結構いいわ!」
一方、柊誠君がリードする牛は、
順調な仕上がりの様です。
櫻井部長
「初産だからね。
乳房の位置が高いし、良いと思う!」
筥嵜さん
「う~~~ん。10分だけ!」
櫻井部長
「10分ひいても変んないべ。そんな今日で」
筥嵜さん「う~~~ん」
櫻井部長
「だから先にひけば良かったのに。
毛刈りしないで!」
筥嵜さん
「だからまあ…そうなんだけど…」
ミーティング。
櫻井部長
「明日、共進会なんで…
基本的にはそこの2人(筥嵜さんと佐藤君)が
牛をひくんで、
みんな少しでもサポートできるように
頑張ってください!」
部員「はい!」
生徒「長靴キレイにね!」