あぐり王国 放送内容

2018ǯ0623土
北海道米の原点「赤毛」とは?


果たして…
北広島で今なお栽培されている品種とは、
どんな米なのか…。早速、生産者のもとへ!



米や小麦を生産する
農家の3代目である三戸修さん。
明治時代初期に北広島で始まった
当時の稲作についてお聞きします!




リーダー
「150年前の品種があると伺いましたが…」

三戸さん
「これがそうです!
 150年前の北広島市で栽培に成功した
 『赤毛(あかげ)』という米です」
 
森「あかげ?」

三戸さん
「今の北海道米の原点ですね」





こちらが、北海道米の原点と言われる品種「赤毛」。
実った時に「ノギ」と呼ばれる稲穂の毛が、
赤く色づくことから、そう名づけられたのだとか。



三戸さん
米作りの北限という言葉のがあって
 それが今の函館の大野町くらいまでが
 米作りの北限と言われている」

リーダー
「したら北広島はもちろんですけど
 上川のほうだって
 全然お米作れないじゃないですか?」

三戸さん
中山久蔵(きゅうぞう)さんという方が
 北広島で赤毛の栽培に成功して
 それを全道に広めたんです
 
リーダー「きゅうぞうさんスゲー!」





三戸さん
「赤毛がなかったら皆さんが食べている
 “ゆめぴりか”“ななつぼし”
 作れなかった!」

リーダー「いや~すげー」






「こちらは北海道米の系譜です。 
 ずっとたどっていって…
 一番最初にあるのが、
 今見せてもらった赤毛という品種です」

リーダー
「その後は坊主になるんだね(笑)
 何なの?坊主って?

三戸さん
「赤毛の毛をなくしたことで…」

リーダー
「そうか!毛がないから坊主なんだ!」





「赤毛」は、なんと言っても
寒さに強いのが特徴でした。
今の米と比べると、
粘りややわらかさはなかったものの、
当時は貴重な食料源となった品種なんです。



リーダー
「でも何で今これを育ててるんですか?」

三戸さん
「初めて中山久蔵さんが北広島で
 栽培に成功した米を
後世に残していきたい!」




リーダー
「そんなの知ったら…
 久蔵さん泣いてるんじゃない?」

三戸さん「喜ぶ?」

リーダー(空に向かって叫ぶ)
「まだ作ってるよおおおお~」




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