リーダー
「150年前の品種があると伺いましたが…」
三戸さん
「これがそうです!
150年前の北広島市で栽培に成功した
『赤毛(あかげ)』という米です」
森「あかげ?」
三戸さん
「今の北海道米の原点ですね」
三戸さん
「米作りの北限という言葉のがあって
それが今の函館の大野町くらいまでが
米作りの北限と言われている」
リーダー
「したら北広島はもちろんですけど
上川のほうだって
全然お米作れないじゃないですか?」
三戸さん
「中山久蔵(きゅうぞう)さんという方が
北広島で赤毛の栽培に成功して
それを全道に広めたんです」
リーダー「きゅうぞうさんスゲー!」
三戸さん
「赤毛がなかったら皆さんが食べている
“ゆめぴりか”や“ななつぼし”は
作れなかった!」
リーダー「いや~すげー」
森
「こちらは北海道米の系譜です。
ずっとたどっていって…
一番最初にあるのが、
今見せてもらった赤毛という品種です」
リーダー
「その後は坊主になるんだね(笑)
何なの?坊主って?」
三戸さん
「赤毛の毛をなくしたことで…」
リーダー
「そうか!毛がないから坊主なんだ!」
リーダー
「でも何で今これを育ててるんですか?」
三戸さん
「初めて中山久蔵さんが北広島で
栽培に成功した米を
後世に残していきたい!」
リーダー
「そんなの知ったら…
久蔵さん泣いてるんじゃない?」
三戸さん「喜ぶ?」
リーダー(空に向かって叫ぶ)
「まだ作ってるよおおおお~」