あぐり王国 放送内容

2018ǯ0922土
お米の歴史を見てみよう


今から130年以上前、
1886年に創立した上川農業試験場。
以来、寒い北海道でも栽培できる、
米や野菜の品種開発に取り組んできました。
早速、その広大な敷地にお邪魔してみると…?



リーダー
「水田が広がっているねえ」

森「研究員の平山さんにお話を聞きます」

米の研究に携わって24年になる平山裕治さん。
その後ろには、北海道米の歩みがひと目でわかる、
意外な光景が…!





平山さん
「ここは今までの古い品種から新しい品種までを
 展示している水田です」

リーダー
「今までの古い品種から新しい品種?
 そんなのいっぱいあるでしょう?」

平山さん
「かなりありますけど…
 北海道でのスタートの品種となった赤毛も!」





リーダー
「おおお~知ってるんじゃない?
 君たちが植えたのは??」

あぐりっこ「赤毛…?」

リーダー
「赤毛植えたんだよね~!
 この子たち、
 今年赤毛の田植え体験してるんです!」





そうなんです!上川農業試験場では、
赤毛を始め、
これまでの北海道米の歴史がわかるよう、
代表的な50品種ほどを年代ごとに植えて、
展示しているんです。




平山さん
「赤毛の由来であるこの毛が
 作業するのに邪魔なんです。
 なのでなるべく毛がないように…」



リーダー
「毛が無いようにするだけに
 昔の人は品種を改良しました!
 赤毛から坊主!



平山さん
走坊主(はしりぼうず)っていうのが
 交配による品種改良で
 初めて誕生した品種なんです」

リーダー「へええ~」





リーダー
「オレもだいぶ品種改良で
 あまり毛が生えてこなくなったんですよ


「ああ~そうなんですか。今どのくらいですか?」

リーダー
「今ねえ~新しくは生えてこないね。
 抜ける一方

やかましいわっ!!!
 」

あははははは





全国各地の試験場で行われる
米の品種改良ですが、
上川では主に「寒さに強い品種」や、
「短い生育期間でも早く育つ品種」といった、
寒冷地の北海道ならではの研究が
行われているんです。


(C)HBC