あぐり王国 放送内容

2018ǯ0922土
冷たい水田ってなに?


この数十年で、
目覚ましい進化を遂げてきた北海道米。
中でも、最高峰と呼ばれる
「ゆめぴりか」を開発した、
上川農業試験場ですが、
そんな「ゆめぴりか」でも、
まだまだ改善の余地があるそうなんです…。



平山さん
「味というところでは
 かなり良い所を行ってると思うんですけど
 作り易さというところでは
 実はゆめぴりかは作り易くないんです。
 病気や寒さにまだ少し弱かったり…
 そういう意味では生産者にとって
 作りやすい米を作らなきゃならない!」

リーダー「どうやってやるんですか?」

平山さん
「寒さに強いかどうかは
 冷水田というわざと冷たい水で
 稲を冷やしているんです」

リーダー「これ冷たいんですか?」





「ゆめぴりか」に更なる作りやすさを求めた
研究のひとつが、この「冷水田」。
冷害などが起きても、
寒さに耐えられる稲にするため、
24時間冷水を循環させ、
生育期間の2か月ほどを、
あえて冷たい水にさらし続ける環境を
作り出しているんです。





「こっちは普通の水田、25℃くらいです」

平山さん「たぶんかなりあったかいです」

早速レオ君が触ってみると…
 
レオ「生ぬるいかんじ!」





一般的な水田が25℃くらいなのに対し、
冷水田にも手を入れてみると…?

レオ「あっ!冷たい!」

森「本当?」

レオ「全然違う!」

リーダー
あっ冷た~い!しゃっこいです!」

平山さん
「一応19度にくらいに設定しています。
 寒さに強ければ8割くらい実るんですけど
 弱いと2割くらいしか実らない…とか
 全く実らないとかになってしまうんです」





森「だいたい何品種くらい植えられている?」

平山さん「だいたい2000種類ぐらい…」

あぐり一行「2000品種!???」





リーダー「これも手植え?」

平山さん「手植えです」


「ええええ。じゃあ、こん中(冷水田)に
 足をつけるってことですか?」





平山さん
「こんなに水はないですけど…
 田植えの時は普通に水をひいて…」

リーダー
「田植えしたことあるよね?」

「…(笑)」

リーダー
「こんなに水あったら植えられないから普通!」





ほかにも病気に強いかどうか、
収量が多いかどうかなど、
何千・何万種類もの組み合わせから
データを採取し、
次なる品種の開発へ向け、
日々研究しているんです。



リーダー
「1個1個すごい数をそうやって
 調べていくんだって」

レオ
「何日かかったら終わるんだろう?」





平山さん
「1つの品種出すのに約10年かかるので…」

リーダー
「何日じゃなかったわ…」




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