リーダー以外は、
間近でそばの実を見たことがないということで、
観察させていただくことに。
岩本さん
「そばの花が咲いています」
森「キレイ!」
岩本さん
「咲いたのが青く実をつけて
黒くなっていく!」
森
「ちょっとずつしか取れないって事ですか?」
岩本さん「そうですね」
リーダー
「だからそばは広い場所じゃないと出来ない!」
森
「敷地が広くないとたくさん取れないんですね」
リーダー「今年のそばはどうですか?」
岩本さん
「平年の半分の収穫量…
7月の長雨、春の大雪から始まっています…」
幌加内町のそば生産
6月の種まきから始まり、8月頃に開花を迎え、
9月には収穫となりますが、
今年2月の記録的な大雪の影響で、
例年より畑の雪解けが遅く、
悪条件の中での種まきとなったほか、
北海道に猛威を振るった
7月の豪雨にも見舞われたのです。
リーダー
「実ったものに関してはどうですか?」
岩本さん
「実ったものは悪いものではないです」
リーダー
「でもそこまで危機的状況にも関わらず
生き残ったそば!
今年のそばは根性がありますね!」
森「コシが強い!」
リーダー
「白いものが黒に変わっていきますよね?
どのタイミングで収穫するんですか?」
岩本さん
「黒化率(こっかりつ)80%。
一本の中に黒くなった実の割合が
80%になったら刈り時です!」
森「育てる中でのこだわりは?」
岩本さん
「そばの種と一緒にクローバーもまいてます。
緑肥と言って畑がよくなるように…
春になると大きくなるので
それを畑の中にすき込んで
また来年ここはそばを植える!」
畑作では、畑の養分の偏りを防ぐために、
育てる作物と畑を毎年変える、
「輪作」と呼ばれる農法が一般的。
しかし、そばは同じ畑で育て続けても
養分の減少が少ないと言われ、
輪作をせずに栽培ができる
という作物なんです。
そんな特性を活かしつつ、
土壌の養分を補給しながら栽培することで、
毎年、安定した品質を維持しているのです。
リーダー
「収穫する時はクローバーも
全部刈るんじゃないの?」
岩本さん
「土の際まで刈るわけじゃないんで!」
リーダー
「あっ本当だ。そばだけ取られてる」
岩本さん
「クローバーは残ってる!」
リーダー
「クローバーは残って
来年度の緑肥になるんだ!
すごい!器用に上だけもっていったね…」
森
「そんなことできる機械あるんだ」
リーダー
「カレーライスのルーだけ
取っていくようなことだよ」