あぐり王国 放送内容

2018ǯ1027土
冬を耐え忍ぶ秋まき小麦の強さ


吉尾さん
「こちらが“ゆめちから”のほ場になります」

リーダー「どうなってる?」

キアラ
「なんか全体が緑!小さい草がたくさん!」





こちらが秋まき小麦・ゆめちからの畑、
10月上旬の姿。
冬を目前に、まだ芽吹いたばかりの状態です。



リーダー
「まもなく雪が降るんだぞ」


「雪に耐えられるとは思えない!
 冬を越すんですよね?」





リーダー
「雪が降ったらどうなると思う?」

キアラ「ええ~潰れちゃう」

リーダー
「雪の重みで?潰れてどうなる?」

キアラ「潰れて…なくなる?」

リーダー
「なくなるんじゃないかと!
 だよね。雪降ったら大変じゃないですか」





吉尾さん
「この辺は一面雪になるんですけど
 その雪の下で小麦たちは冬眠をして
 春を迎えるという品種特性になっています」



森「冬眠するんですか?」

吉尾さん
「そうですね。雪の中でいったん冬眠して
 成長を一度止めて、春になって雪が解けたら
 また成長を始めます」





こちらが北海道の小麦の栽培スケジュール。
秋まきと春まきでは、収穫時期はほぼ一緒。
なぜ種まきの時期が違うのでしょう。



吉尾さん
「4月は雪解けと同時に農繁期が重なるので
 その際に種まき作業が困難になってくる所を
 作業の軽減のために秋にまく!
 これが主流になっています」

リーダー
「農家さんの負担が軽減されるのが大きな特徴」





リーダー
「ミズキ。これ見て1番の違いは何?」

ミズキ
「緑色(生育)の長さが違う!」

リーダー「長さ違うね。どっち長い?」

ミズキ「秋まきが長い!」

リーダー
「秋まきが長いよね。
 生育期間がすごく長い!
 生育期間が長いと小麦にはどんな影響が?」





吉尾さん
「生育期間が長い方が
 収量にも影響してきて
 秋まき小麦の方が収穫量が全然多く
 JA道央管内では約98%が秋まき小麦に
 なっています」

リーダー
「こちらの地域ではほぼゆめちから!
 やっぱり良いんですか?」





吉尾さん
「そうですね。今まで作っていた品種よりも
 病気に強く品質も非常に良いので
 生産者さんはとても喜んでいます」

リーダー
「やっぱり品質が良いものを食べたいし
 こうやって北海道の小麦が
 全国のメーカーに認められるっていうのが
 すごく嬉しいことだよね!」


「まだ今は小さいですけど
 収穫の時期が楽しみですね」





リーダー
「これから厳しい冬を越すんですよ…
 冬~春と耐えて秋の収穫まで大変だな。
 長い道のりだ!
 頑張ってもらうためにエールを送りましょう。
 
 今年の寒い冬も…」

みんなで
「がんばってくださ~い」




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