森アナ
「確かに暖房みたいな
温かい風とかは感じないですね…」
リーダー
「外から入ってきたから
ちょっとはマシかな?って感じですよ」
山下さん「特殊な構造なんです」
リーダー
「私たちの上、触れるぐらいの所に
ビニールがありますよね」
山下さん「これが内張りです」
リーダー
「これからずれると天井に…」
山下さん
「上に雪があって膨らんでますよね」
リーダー
「これ二重になっているんですね」
山下さん
「そうですね。
ファンが2つ、ついているんですけど」
山下さん
「こちらのファンで
空気を二重のハウスの間に入れて
空気膜を作っているんです」
リーダー
「常に空気を送り込んで
空気の膜を作っている!!」
この空気膜二重ハウスの構造に加え、
気温に応じて、
内張りとトンネルのビニールを張り、
最大で4重のビニールが作物を覆います。
山下さん
「今時期は毎晩閉めて毎朝開けて…」
リーダー
「そうしたら温度を加えなくても
これだけ青々と茂る訳?」
山下さん
「そうですね!
寒い中で育てるというよりは
寒くなる前に育てて
11月以降はこの大きさのまま
大きさをず~っと保っている!」
リーダー「じゃあ成長はしない?」
山下さん
「成長はもう止まっています。
11月頭に水やりをストップして
このまま2月まで
ず~っと美味しさそのまま!
むしろおいしくなる!」
森アナ
「言っちゃえば
葉野菜って新鮮はうちに収穫しないと
ダメになっちゃう…」
山下さん
「夏とかだったら
“今日が適期だから今日とって…”と
その野菜を出さないと
おいしくなくなっちゃう…
とういうのが葉野菜だと思う…」
リーダー「そうですよね」
山下さん
「11月までにある程度の大きさになったら
自分が出荷したいときに収穫できる!
今日ヒマだから収穫しようかなとか
値段が上がったから収穫しようかなとか…
都合よく!…ちょっと言いすぎかな」
リーダー「良いことづくめじゃないですか」
寒さで成長が止まり、
熟しすぎたり枯れたりすることの無い野菜たち。
その状態だからこその美味しくなる秘密が…
山下さん
「冬と言えば寒いのが当たり前ですが
その寒さが野菜にいい影響を与えます!」
山下さん
「四重で閉めてもマイナスにはなります。
でも植物が凍らないように
自分たちの身を守るために
糖度をどんどん増していくんですよ」
リーダー
「野菜たちが寒い寒いって震えることによって
どんどん甘くなっていくんですか?」
山下さん
「寒さに当たれば当たるほど糖度が増して
美味しくなります」
リーダー
「え~!二人は野菜が苦手なんです」
山下さん
「そんな二人が食べられたら嬉しいですね」
リーダー
「甘いんだったらどうですか?」
ケイスケ「食べられそう!」
リーダー「食べてみる?」
ケイスケ「うん」
山下さん「ぜひ!食べてみてください!」