2019ǯ0202土
肥料を設計するとは?
次は肥料の設計について!
今田さん
「さきほど土壌分析をして
不足や過剰が分かりました。
それだけでは施肥設計はできない!」
今田さん
「実は作物によって好き嫌いがある!
人間と同じです。
ピーマン嫌いな人、ネギ嫌いな人とか…」
例えば小麦は窒素とカリウムが好き、
小豆はリン酸が好き…というように、
作物それぞれに養分の好き嫌いがあります。
嫌いな養分もバランスよく摂らせる必要があり、
そこで肥料が重要な役割を果たします。
施肥設計(せひせっけい)とは、
土壌分析の結果と、
その土で育てる作物の特性を、
総合的に考える、土の栄養指導のようなもの。
JA鹿追町では、様々な施肥設計に応じるため、
83銘柄の肥料を作っています。
森アナ「いよいよ肥料作り!」
森アナ
「肥料がどのようにできているのか?
工場見学をさせてもらいましょう」
リーダー「大きな工場ですね!」
ここからはJA鹿追町の加藤真哉さんに
ご案内頂きます。
この肥料配合工場では、
鹿追町の農家だけを対象に、
年間およそ6000トンもの肥料を生産。
三大要素など、様々な原料を
様々な分量で配合して、
農家それぞれの土作りに役立つ肥料を作ります。
農家は、施肥設計に合わせて、
必要な種類の肥料を必要な分だけ購入。
その結果、畑にまく肥料は減り、
肥料にかかるコストも減るのです。
リーダー
「肥料を撒く量が減る…
それは農家さんが肥料を買うのが少ないから
いいこと…私たち消費者にとってもいいこと。
でも肥料屋さんにとしたらいいこと??」
加藤さん
「私たちは農協ですから
生産者のコスト軽減が一番望まれること!」
リーダー
「農家さんがより良い環境で
栽培に集中できるように…」
加藤さん
「それとコストを下げること!」
リーダー
「その分、生産者の増益につながる!
収入にしっかりつなぐ。
まさにこれは共同組合の理念ですね」
加藤さん
「そういうことを考えて仕事をしてます!」
リーダー「素晴らしい」
リーダー
「私たちが放送500回の時に習った
互助の精神!協同組合の理念ですね。
こうやって北海道農業を支えているんですね。
ありがとうございます。
北海道の農産物を代表してお礼申し上げます!」
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