近藤名誉教授
「天井に穴があいていますでしょう。
あそこから干し草を落とすんです」
リーダー「便利だなあ~」
リンタロウ「ここは牛がいたところか…」
森アナ「たくさん資料が展示されていますね」
リーダー
「でも昔は牛が何頭も並んでいた…。
この溝は糞尿が流れたところ?
下に流していたの?」
近藤名誉教授
「液肥(尿)は、ある程度ためて畑に戻す。
当時は敷きワラをたくさん入れて
それに吸わせていた…」
森アナ「搾乳は当時とは違うんですか?」
近藤名誉教授「手しぼり!全部手しぼり」
当時の建物の中に、様々な資料が展示され、
現在は博物館になっているモデルバーン。
その展示物の中に、こんなものが…。
近藤名誉教授
「コピーなんですけど
当時ホルスタイン種の牛籍簿。牛の戸籍です!
しかもアメリカで血統登録されたものを
輸入しているんですよね」
近藤名誉教授
「この三頭が一番最初の御三家です」
その御三家というのが、今から130年前、
日本に初めてやってきた、
血統登録されたホルスタインなのです。
近藤名誉教授
「ここからずっと増やしていって
全部同じ血統で番号をふっているんです」
森アナ
「今でもその血統の牛がいるってこと?」
近藤名誉教授
「お父さんは血違いますけど
お母さんの血統はずっと一緒!」
あぐりっこ「えええええ~」
そのホルスタイン直系の子孫が、
現在、北大農場で飼育されているとのこと。
森アナ「さあ大雪原の中にやってきました」
森崎リーダー
「広いねえ~北大は広いわあ。
さっきの所から一駅分くらい来たよね」
森アナ
「そうですよね。車で移動しましたからね」
一行がやってきたのは、北大構内にある農場。
その広さおよそ16ヘクタール。
なんと札幌ドーム3個分。
リーダー
「これが札幌の都心部ですからね」
森アナ
「あんまり臭いとかってしませんよね」
リーダー
「全然牛の臭いとか気にしたこともない…」
三谷助教
「かなり気を付けています。
すぐ近くが住宅街なので、
匂いさせると問題があるということで
糞尿の処理はバイオガスプラントで処理し
糞尿を発酵させてバイオガスをとる。
それを燃やして熱源として使用しています。
一度発酵の工程を経ると
臭いがほとんどなくなっちゃいますので
それを肥料として畑に戻す。
また草が生える。牛が食べる!」
リーダー「サイクルがあるわけだ」
リーダー
「牛舎がすっごく近いのに
ほぼ臭いがないですもんね」
三谷助教「これからみなさんで見ましょう」
リンタロウ「やっと本物に!」
リーダー
「さっきまで模型みてましたからね」
ということで、
現役のホルスタインを飼育している牛舎へー