ところでキノコの栽培は、
原木(げんぼく)栽培と
菌床(きんしょう)栽培という、
大きく分けて2つの栽培方法があります。
今回は、菌床栽培の様子を見せて頂きます。
まずは、菌の栄養源となり寝床となる、
培地(ばいち)を作ります。
齋藤さん
「オガ粉です。
キノコのためにオーダーメイドしてます。
次はフスマという栄養剤です。
これは麦を製粉するときにでてくる
皮の部分です」
おが粉とフスマに水を加えてかき混ぜ、
培地が出来上がります。
森崎リーダー
「これがキノコのベットであり食事!」
その培地を機械を使って瓶に詰めていきます。
森崎リーダー
「隙間なく入りますね」
びっしり培地が入った瓶を横にして
ドリルのようなものにグリグリ刺します。
すると…
檜山亮さん
「あとは菌を入れるための穴を開けます。
菌が全体にまわりやすくなるように!」
森崎リーダー
「真ん中に入れる必要があるんだ」
檜山さん
「アナの作り方が甘いと培地が崩れるので
種を植えづらくなるんです。
なので思い切りよくやります」
森崎リーダー「すごい男らしかった!」
ということでリーダーもチャレンジ!
森崎リーダー
「いきますよ!ガアアアアア」
檜山さん「もう一息ですね…」
森崎リーダー
「もう一度…ガアアアアア」
檜山さん
「う~ん…なんかイマイチ…」
森崎リーダー
「やっぱ一朝一夕にはできない!」
森アナ
「やっぱり檜山さんじゃないと!」
培地はこの後、カビや雑菌をなくすために、
高圧殺菌されます。
そこにキノコの菌を植えて、種菌を作ります。
その種菌を、先ほどの培地に植えることで
大量の菌床を仕込んでいきます。
齋藤さん
「もともと真っ暗にしていますが
今だけ電気をつけていきます」
リーダー「すごい」
齋藤さん
「なかは湿度75%になっています」
齋藤さん
「先ほどの菌床がこちら!
この中にはおか粉・フスマ・水分が
入っています」
森崎リーダー「まだキノコは入っていないの?」
齋藤さん
「実はメッチャいるんですけどね…」
モモ「この白いの?」
齋藤さん
「正解で~す!
この白いのがキノコの本体なんです!」
森崎リーダー
「ここからどうなるの?」
森崎リーダー
「うわ出てきた出てきた!
カリフラワー的な…
ここから楽しみだなあ」
モコッと盛り上がった次の段階は
ブツブツがいっぱい!
森崎リーダー
「なんかブツブツしてるううう」
齋藤さん
「ここかでくると若干キノコっぽい!
軸みえるの分かりますでしょうか?」
森崎リーダー「タモギの色が!」
齋藤さん
「そうです。
この後温度を下げた発生室で
大きくなるまで育てます」