2019ǯ0302土
♯513 郷土愛と農業愛の結晶!白滝じゃがリンピック編
白く美しい滝があることから、
そう名付けられました。
遠軽町白滝地区。旧白滝村。
畑作と酪農を基幹産業とする、
人口700人ほどの集落。
1912年、和歌山県の人々が入植。
1946年、遠軽町から分かれて白滝村となります。
2005年、近隣のマチと合併して遠軽町となり、
現在に至ります。
旧白滝村は、ジャガイモの産地でした。
「白滝じゃが」と呼ばれるそのジャガイモは、
全国的、全道的な知名度こそ低いものの、
甘くてホクホクした美味しさが、
地域の人々に深く愛されていました。
白滝じゃがをブランド化することで、
白滝の名前を残したい。
そう願う人たちがいました。
「JAえんゆう白滝じゃが・生産部会・加工班」。
白滝の農家の女性たちで構成されたグループです。
2006年、そのグループが中心となって、
ジャガイモ料理コンテスト
「じゃがリンピック」が開催されました。
白滝及び白滝じゃがのPR、
ジャガイモの消費拡大、
ジャガイモ料理の普及などを目的に、
年に1度開かれるこのイベント。
今年2月には14回目の開催を迎え、
大きく盛り上がりました。
ここに2冊の本があります。
「じゃがリンピックのじゃがいも料理」。
過去のじゃがリンピックの入賞レシピが
まとめられた、料理ブック。
「白滝じゃが・生産部会・加工班」の
自費出版によるものです。
2012年に1冊目、2018年に2冊目を発行。
これまでに、合計9000部以上を売り上げ、
2013年からは遠軽町の
「ふるさと納税返礼品」にもなるなど
大きな反響を呼んでいます。
また白滝じゃがは、地元の小中学校の
地域学習や食育の題材にもなるなど、
着実に地域に根付いてきています。
「白滝じゃが・生産部会・加工班」は、
夢見ています。
白滝がいつか、
ジャガイモ料理の聖地になる日を…。
今回のあぐり王国ネクストは
遠軽町白滝のジャガイモ料理コンテスト、
じゃがリンピックに注目します!
森結有花アナウンサー
「遠軽町白滝にやってきました!」
森崎博之リーダー
「この辺りは遠軽・湧別エリアは
えんゆう地区と言われていますね。
なんでもとれます!
玉ねぎとか小麦とか…
北海道の主要作物いろんなものがとれる!」
森崎リーダー
「なかでも、この白滝という地名のついた
“白滝じゃが”っていう
有名なジャガイモがあるんです」
森アナ「白滝でとれるじゃがいもですよね」
森崎リーダー
「白滝じゃが!
それだけで肉じゃがの素材、
2つ揃っているんじゃないか…」
森アナ「名前だけでも美味しそう」
リーダー
「白滝という村の名前。
今は遠軽と合併しているんですけど
白滝という名前のついたジャガです」
そんな遠軽町白滝で行われる、
第14回じゃがリンピック。
果たしてどんなイベントなのか、
さっそく会場へ―
(C)HBC