2019ǯ0330土
北大とJAが連携して共同開発へ!
森アナ
「さてここでお昼ご飯です!」
こちらはロシア料理ボルシチ…
なのですが、なんでボルシチを食べるの?
森アナ「これも秘密があるんですよね」
リーダー
「そうなんですか?
野口教授が…愛情込めて作った!?」
森アナ「うーん違います」
ひとまず食べてみましょう。
リーダー
「うーん美味しい!
スープに色々な出汁が出て美味しい!」
ユウセイ「う~ん…なまらうまいですね」
野口教授
「これレッドビートと言うんです。
多分あまり食べて事ないと思います。
これ北大農学部で研究対象にしている!
レッドビートの中にべタニンという成分が
入っているんですけど…」
リーダー「聞いたことないです」
野口教授
「赤色の色素がベタニン!
このべタニンが我々の健康に
いい成分を含んでいる!
これを安全・低コストで抽出するのが難しい!
それを北海道大学農学部で達成した!」
野口教授
「実際に研究している先生のところを
お尋ねください!詳しく説明してくれます」
リーダー
「じゃあおかわりもらっていいですか?」
森アナ
「まずは研究を見に行きましょう。
ひとり一杯ですから!」
こちらがそのレッドビート。
この研究もJAグループとの連携で進めています。
森アナ
「ここからは橋床泰之教授に伺います」
橋床教授
「これが去年の秋に収穫したレッドビートです」
このレッドビートに含まれる、
ベタニンという赤い色素を取り出すのですが、
そこには、北大ならではの技術が…。
橋床教授
「北大方式でのべタニン色素の抽出法は
いくつか特徴があります。
1つ目は、簡単!安い!廃棄物がない。
食べない部分を使うということ!
2つ目は、粉末化をして安定しかも安全!
3つ目の食品への着色ですが、
食品からとった色素で食品に色を付ける!
食品しか使っていないので、すごく安全!
天然の着色料になる!」
橋床教授
「それだけではなくて
この色素には疲労回復に
すごく効果がある!機能性があると
言われています」
リーダー
「へえええ~ちょっといただいてもいいですか?」
森アナ「まだです!」
そんなベタニンの抽出作業を見せて頂きました。
レッドビートに含まれるベタニンは、
食べない部分、根の頭やお尻、皮などに
特に多く含まれます。
北大では、そんな料理で捨てられてしまう部分を
有効に使って、研究を進めています。
ところでそのレッドビート、
生で食べるとどんな味がするのでしょう?
ユウセイ
「みずみずしい!美味しい!
あま味がありますね。
匂いはちょっと…土の匂いがする」
リーダー
「へえ~ちょっとニヤっとして」
うわ~真っ赤っか~!!!!
橋床教授「ベロだしてみて」
リーダー「うわあああああ」
甘みがあって土臭くて、そして真っ赤っか。
そんなレッドビートから
抽出したベタニンの粉末を、
炭酸飲料に溶かして頂きました。
リーダー
「いただきましょう。カンパーイ!」
するとリーダー&ユウセイ
「無味無臭…」ところが…
リーダー
「でもなんかチカラが回復してきた!」
森アナ「そんな即効性あるんですか?」
橋床教授「意外とあります!」
リーダー「効果には個人差があります(笑)」
リーダー
「これは色々転用できそうですね」
橋床教授
「ホクレンさんとスタミナドリンクを
開発したいと共同研究が進んでいます。
あと化粧品とか…」
リーダー
「こういう風に研究してくれる方のおかげで
畑のものが豊かになっていくんだなって事が
分かりました」
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来週は特別番組放送のため、お休みとなります。
次回の放送は
4月13日(土)となります!
宜しくお願いします!!
みなさん、こんにちは!
今日は、ホクレンと名門レストランが
コラボして作った、
新商品のお知らせだよ!
先程あぐりチームが
美味しそうに食べていたのは、
ホクレンと「函館・五島軒」が
共同開発して誕生した「北海道ボルシチ」!
ロシア料理店として創業した五島軒伝統の味を
食べやすいレトルト食品として開発しました。
今回番組で紹介した北海道産レッドビートのほか、
牛肉やジャガイモなどの北海道産素材を
ふんだんに使用。
コクと酸味が、絶妙な味わいになっているよ!
ロゴは札幌の中高生が作った、
おしゃれなデザイン!
この「北海道ボルシチ」は、
4月12日から五島軒の各店舗で、
限定販売されます!
ボクも食べてみたいな~!
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3月23日のクイズ
「今回勉強したニシンが入った漬物は、
何て名前だったかな?」
正解は「ニシン漬け」でした。
(C)HBC