2019ǯ0420土
♯519 再訪!看板を作った酪農家・中標津町計根別編
道東の中標津町と別海町にまたがって広がる、
計根別(けねべつ)地区。酪農が盛んな地域です。
そこに、ご機嫌な音楽が
大音量で流れる牛舎があります…岡田牧場。
牧場主の岡田好正(よしまさ)さん。
およそ5年前から計根別で酪農を営んでいます。
岡田さん
「ハイ絞るよ~いっぱい出たねオマエ!」
実は、この岡田さんは、
5年前に新規就農したタイミングで、
あぐり王国で取材させてもらった人なんです。
わあ!岡田さん、ご無沙汰してます!
お元気そうで何よりです。
岡田さんの元に1人の高校生が訪れました。
佐藤優成(ゆうせい)くん。
5年前、岡田牧場を取材した時の
あぐりっこなんです。大きくなったな~
あの時は…そうだそうだ。
「引き継いだ牛魂」って書いたボードを、
牧場の看板に付けさせてもらって、
岡田さんの門出を祝ったんです。
今回のあぐり王国ネクストは、
就農から5年経った酪農家の今と、
その牧場に、1泊ファームステイした
若者の目線を通じて、
北海道の酪農の魅力を改めてお伝えします!
岡田牧場では、子牛と搾乳牛を合わせて、
およそ90頭の牛を飼育しています。
岡田さんは就農するとき、
離農する酪農家から、牛をはじめ、
牛舎や搾乳機械などの設備、住居など、
一式を受け継ぎ、
2014年から酪農経営を始めました。
岡田さん
「酪農始めた頃って、
乳牛なんだからオスだって乳出すと思っていた!
そう思わない!水牛もいるぐらいだから
乳牛だから…オスも乳出すんだろうなって
そんなイメージだった人だから(笑)」
右も左もわからない状態で酪農を始めた岡田さん。
5年経った今では…
岡田さん
「今では配合(飼料)配っているのも
全部一頭一頭(餌の量が)違うから!
かっこいい事、言っていい?
牛の毛色とウンチの柔らかさとか
そういうの全部見てから、あげてるから!」
ふむふむ、なるほど!
例えば、この牛にはバケツ1杯。
隣の牛にはバケツ1杯半。
なるほどね…
これは経験と確かな知識、
そして牛さんへの愛情がないと
判断出来ませんよね。
岡田さん、
充実した5年間を過ごしてきたようですね。
あらあら?牛舎に女の子が現れました。
あっ!もしかして真依ちゃん?!
あれあれ?こっちには、
真穂ちゃんじゃないですか!
2人には2014年に取材した時にも
登場してもらったんです。
そうそう、これです!
奥様の優子さんと親子4人でね!
この時は、6歳と4歳でした。
今年はもう、小学5年生と3年生!
真依ちゃん
「よく来て(お手伝い)やるの!
なんか…かゆそうな時!」
牛舎につながれている牛は、
痒いところを掻けないので、
こうしてあげるとストレスの軽減になるんです。
2人とも、しっかりとお手伝いしているんだね!
(C)HBC