あぐり王国 放送内容

2019ǯ0420土
就農しやすく働きやすい!継承される酪農 


江口哲也さん。
もともと京都で広告関係の仕事をしていましたが、
およそ1年半前、40代半ばにして、
計根別で酪農を始めました。
岡田さんと同じく、
離農した牧場の施設を引き継いでいます。




そんな江口さんの牧場を岡田さんが訪ねました。

岡田さん「こんにちは~寒いね。最近どう?」

岡田さんと江口さんは、新規就農者同士、
定期的に情報交換をしています。




江口さん「ふてぶてしい牛が多い」

岡田さん「飼い主に似る?」

江口さん
「違う違う!
 飼い主はこんな慎ましやかなのに(笑)」

岡田さん「あははは」




サラリーマンを辞めて、
なじみの無かった土地で酪農を始めた2人。
今の仕事環境をどのように感じているのでしょう。




江口さん
「農協自体、規模は大きくはないですが
 新規の方も結構多いですし
 私もそれで拾って頂いたというか助けて頂いて
 今はなんとか就農できている状態です」




岡田さん
「新規の方が多いので
 入った時にこうやって
 新規就農ならではの悩みとか
 相談しやすい利点はあると思う」




就農しやすく
就農した人が働きやすい。
計根別地区では、
そんな環境が整っているようです。
こうして北海道の酪農は、
脈々と受け継がれていくんですね。




さて岡田さんのお仕事をみてみましょう。

岡田さん「はいはい!絞るよ~」

酪農の仕事はおおまかに、
牛舎の掃除、エサやり、搾乳。
これを早朝と夕方に行います。

生き物が相手なので、
気を抜くことは決して許されません。




そんな日々を過ごしながら、
家族が増えて仲間が増えました。

岡田さんはこの5年間を、
どのように感じているのでしょうか?




岡田さん
「“命の大切さ”を毎日毎日
 肌で感じながらやっていてて、
 毎日同じ仕事をしてるつもりなんですけど
 1日として“同じ日”はなかったなと
 今振り返ると思うんですよね。




 そういった点で、毎日新しい発見だったり
 刺激が多くて、あっという間の1日だし
 あっという間の1年だし、
 あっという間の5年という感じで
 毎日刺激的に過ごせています。




 そこが前のサラリーマン生活とは
 別な意味で張り合いのある仕事だと思います」



(C)HBC