2019ǯ0601土
直播きって良い事いっぱい!
熊谷勝さんは、妹背牛町直播(ちょくはん)研究会の
会長を務めている方です。
リーダー
「直播(じかまき)を簡単に子供に説明しましたが
ナオコは一度田植えをしたことがある!
でも今日はそういうことしないよって説明したら、
ビックリしているんです。疑問だよね」
リンタロウ
「それでちゃんと出来るのか?分からない」
リーダー「そうだよね」
ここでまずは一般的な稲作についてお勉強。
リーダー
「播種・育苗と書いてます。
難しい漢字だけど、
種を播いて、苗を育てるってことです。
それを一般の農家さんはビニルハウスでやる!」
リーダー
「苗がここまで伸びて成長したものを
いよいよ水田デビュー!!
田植えするのは5月下旬ごろですね。
このパターンが一般的な田植え。
僕たちが知ってる田植えですよね」
この、移植する方法と、
直播き栽培のスケジュールを比べてみると…
熊谷さん
「移植の場合は、北海道の場合とくにですが
まず除雪から始まりますよね。
除雪をしてビニルをかけて、
(土を)乾かして、起こして、種を播いて
苗をたてる…
これが北海道の一般的な水稲(すいとう)栽培」
リーダー
「これ大変なんです。
苗づくりってすごく大変で人間と同じで
赤ちゃんとか幼稚園児みたいなもの。
それで立派な苗になって
小・中学校にデビューするみたいな感じ。
苗半作(なえはんさく)という言葉があって
この苗になるまで米農家さんは
半分くらい情熱を傾けて一生懸命苗を育てる!
人間の赤ちゃんと同じような所があります。
ところが、この直播(じかまき・ちょくはん)!
この栽培だと、どうなりますか?」
熊谷さん
「まず3月4月の作業がなくなります。
お休みして、5月からのスタートです!」
リーダー
「5月にいきなり種を水田にまく?」
リンタロウ
「え~全然こっちのほうがすごいラク!」
リーダー
「ラクだよなあ。
苗半作ないじゃないですか?
苗ゼロ作!!種まいちゃう!」
ラク!と言っては語弊があるかも知れませんが、
直播き栽培は、労働時間が短くなり、
ハウスなどの設備コストが軽くなる、
といったメリットがあります。
じゃじゃん!もんすけです!
移植栽培に比べて、
時間とお金がかからない直播き栽培!
これは、北海道の稲作にとって、
すごく大切なことなんだって!
妹背牛町で、直播き栽培をいち早く始めた
佐藤さんに詳しく聞いてみたよ!
妹背牛町直播き栽培の先駆者 佐藤忠美さん
「人手不足・農業人口の減少の中で
田植えをすることの手間、
ハウスで苗を育てる手間というのが
本当にたくさんの人出を要するということで
(直播き栽培による)省力化が
見直される時代になってきている!
妹背牛町では米生産者の約1/3が
直播き栽培を行っています」
省力化によって、人手不足解消の手段としても
期待されている、直播き栽培!
妹背牛町では、その発展のため、
より良い栽培方法を昔から研究しているんだって!
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