あぐり王国 放送内容

2019ǯ0720土
ミルクはなぜ白い?


森アナ
「では2時間目の授業をはじめま~す。
 樋口豪紀先生です!」




樋口教授
「いま日本に乳牛が何頭いるか?」 

リーダー
「北海道に何頭いるって予想したっけ。
 2000頭と3500頭だっけ?」

日本では現在
およそ130万頭の乳牛が飼われています。
では、北海道だけだと?




樋口教授
「北海道は全体の60%が飼われています!」

森アナ「北海道ってこんなにいるんですか?」

リーダー
「79万頭いるんですか!!2000頭どころじゃないよ」



樋口教授
「そういうことで
 北海道は日本一の酪農王国なんです!!」
 



樋口教授
「では牛乳の話です。
 乳牛1頭が1年間につくるミルクの量は?
 三択です。
 ①85キロ(牛乳1リットルパック85本分)
 ②850キロ(牛乳1リットルパック850本分)
 ③8500キロ(牛乳1リットルパック8500本分)」

シオリ「2番!」

キアラ「3番!」




樋口教授
「答えは③の8500キロ!
 多い牛だと1万キロ以上のミルクを出します。
 平均で8500キロくらいです」

リーダー
「1頭の牛が1年間で
 1リットルパックを8500本も作ってくれる!
 すごい働きですねえ」




その、たくさんのミルクを作るのに、
重要な働きをするのが、胃。

4つある胃のうち、一番大きいのは
「ルーメン」と呼ばれる1番目の胃。その大きさは?




樋口教授
「ルーメンの大きさは約150リットル!
 バスタブ1個分くらいのものが入る!」

リーダー「すげー入る」

樋口教授
「人の胃の約100倍!
 人が約1.5リットルくらいですよね」

リーダー
「だいたい牛の体重は成人男性の10倍くらいだけど
 胃は100倍というのは
 胃の占める割合がほとんどなんですね」

樋口教授
「たくさんの草を食べないといけない!ということで
 胃がすごく発達しているんですね。
 草を食べる動物ならではの仕組みですね」




樋口教授
「第一胃の中で草から栄養をしっかり取り出す!
 その栄養というのは最終的にルーメン(第一胃)から
 血液を通って乳房に運ばれます」




樋口教授
「そして乳房の中で栄養かたミルクが作られる!
 だから最初入ってくる時は緑色ですけど
 胃の中で消化されているうちに
 緑色はほとんど消えてしまうんです。
 そして栄養素だけが流れてきて
 白いミルクが作られるんです」



牛乳に含まれる栄養は、
タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル。




タンパク質と脂質に光が反射して白く見えています。
それらを取り出すと、完全に透明な水になるそうです!



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