2019ǯ0817土
ポツンポツン…1粒1粒ストレスだ!
よーくトマトを観察してみると…
セイジ「ここだ!!ここから出てる!」
リーダー「本当だ!」
森アナ
「ブシャーって出るよりは
チビチビチビチビってあげてるんですね」
リーダー
「これ点滴に近いね。ほんとにちょっとずつ!」
二ノ田さん
「1分間に16ミリリットルくらいしか出さない。
本当にちょっと…
それを何分やるとか、あとは天候次第で減らしたり、
色々調整しながらやってます」
二ノ田さん
「普通の水と違って水を吸うチカラがかなり必要!
海水だと全然吸えなくなるんですよ」
二ノ田さん
「0.1%の濃度でも吸えなくて
無理やり吸わせていくので
トマトが小さくなってくるんですよね」
リーダー「これダメな話じゃないですか?」
じゃじゃん! もんすけです!
与える水には塩分が混じっていて、
その量は少ない、という潮トマトの栽培!
それがなぜ美味しくなるのか、
北大農学部の鈴木准教授に聞いてみたよ!
北海道大学大学院 農学研究院(園芸部)
鈴木卓准教授
「水を吸いにくくなるのが要因で
根から水を吸えないというだけで
果実が肥大しにくくなる!
果実は小さくなりますけど
含まれている糖分・酸の量は変わりませんが
水が減るので濃度が上がります。
そういうことで味が濃くなる!!」
森アナ
「では潮トマトの栽培スケジュールです!」
二ノ田さん
「4月の初め頃、種まきと育苗をします。
10日くらい経ったあたりから、
12センチのポットにそれぞれ移植していきます」
二ノ田さん
「その後、5月中旬になると
今見ている大きいポットに定植します」
リーダー「えっ?また?」
森アナ「ちなみにポットの数って?」
二ノ田さん
「うちで今、約8000個くらいあります」
リーダー「あ~あ~あ…」
森アナ
「この移植作業を8000回と(定植作業の8000回で)
1万6000回やらなきゃいけない!」
リーダー
「根ごとの引っ越しだから気を使うでしょう」
二ノ田さん
「根を切らないように、茎を折らないように…
なかなか気を使ってやってます」
リーダー
「それこそストレスかかるわ…」
森アナ「人間もストレスかかりますね」
また、ハウス内の地面の土を、塩水から守るため、
一面にビニールのシートを張るなど、
潮トマトの栽培は、何かと手間がかかるようです。
リーダー「食べたくてしょうがないね」
アヤネ「食べたい!」
セイジ「めっちゃ食べたい!!」
二ノ田さん
「そちらのハウスでちょうど赤くなっています!」
リーダー「あら。いいの♪」
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