2019ǯ0907土
一貫体制へのこだわり!
リーダー
「では後ろをみて下さい!はいどうぞ」
イツキ「おおお大っきい!」
リオ「思っていたより薄い茶色でした!」
リーダー
「二人は黒か茶色の牛だろうと予想してました」
森アナ
「どちらかと言うと淡い茶色…
赤に近い茶色ですね」
牧場主の神谷雅之さんに
いけだ牛を詳しく教えて頂きます。
リーダー
「色が薄い茶色で特徴的ですよね」
神谷さん
「これは褐毛和種(かつもうわしゅ)と言って
もともとは池田町にはいなかったけど
熊本県から繁殖素牛(もとうし)を導入して
池田町で頭数が増えました」
熊本県から、初めて繁殖用の赤毛の牛を
導入したのは1973年。
以降、定期的に熊本県から導入しながらも、
池田町で脈々と繁殖・生産が続けられています。
リーダー「いけだ牛の条件とは?」
神谷さん
「池田町内で生まれて、
池田町内の生産者が肥育までして
池田町の“と場”で屠畜(とちく)して
お肉になる…それが条件です!」
いけだ牛をはじめ、肉牛の飼育は、
子牛を育てる哺育期、
体を丈夫に育てる育成期、
体を大きくする肥育期、
主に3つの時期に分けられます
神谷さん「池田町の中で…」
リーダー「一貫生産!!」
リーダー
「実はこれ珍しいことで
だいたい牛は生まれたら
人間でいうと幼稚園みたいなところがあって
仔牛がみーんな育つの。
大きくなったら大きくなったところに引っ越して
それが町外とか実は道外にも行ったりするの!
でもここは珍しいんだけど
ずっと池田町で生涯、生まれてから肉になるまで
いるんだって!」
いけだ牛は町内で飼育が完結するのはもちろん、
その生産体系には、もう一つ特徴が…
神谷さん
「だいたいが一軒の農家で
哺育・育成・肥育を段階的に
牛舎の中で区別されています」
リーダー
「じゃあ一軒の肉牛農家さんが
全てみるということですか?」
神谷さん「そうです!それが一貫体制です」
リーダー
「それっとすごく大変なことじゃないですか?
各パート育て方も違うものを
一家庭でみるって…」
いけだ牛は10軒の農家で年間およそ250頭を出荷。
肉牛の生産では、それぞれの飼育過程を
専門の牧場が担当する場合が多い中、
いけだ牛は1つの牧場で、
繁殖・出産から肥育までの全てを行います。
生産者にとっては、それぞれの時期で、
違う技術や知識が必要となります。
少数精鋭の生産者が少数精鋭の牛を
育てているのです。
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