あぐり王国 放送内容

2019ǯ1130土
♯548 農業と漁業で守る網走川編


8月下旬、オホーツク海に面した網走港。
この日、水揚げされていた魚はマスです。




刺身やフライなどにして食べられることが多いマスは、
網走を代表する海産物のひとつです。
でも「あぐり王国」なのに、野菜ではなく魚…?
そう思った方もいらっしゃると思いますが、
実は網走近海でとれる、これらの海産物は、
農業とも大きく関わりがあることをご存知でしたか?



「大規模な農地崩落をきっかけとして
 上流の対策をきちんとやっていかないと
 自分たちの漁場環境を守れないという所にたどり着いた。
 そこからが新しい始まりだった」




今回のあぐり王国は、
網走川を舞台にその流域の恵みを地域で守る、
「網走川流域の会」の活動を、
半年に渡って追いかけました。




そこには、未来の子ども達へ向けた、
漁業者と農業者らによる強い絆がありました。




6月中旬の津別町。




津別町 佐藤多一町長
「みなさんおはようございます。
 今日は400本の広葉樹を植えますので
 みなさんのチカラをお借りして
 しっかり植えていきたいと思います」




緑豊かな森のまちとして知られている津別町。




この日、津別、美幌、大空、網走と、
1市3町からおよそ160人が参加し、
植樹作業が行われたんです。




参加された皆さんに、お話を聞いてみました。

インタビュー
「網走の漁業女性部です。
 自然を増やすことが
 ゆくゆく漁業や生活につながってくるので
 大事に思ってます」




インタビュー
「津別町からです!JA婦人部で!
 災害があった時に
 農家の農薬や土などが川に流れていくでしょ。
 そういうこと考えたら川が氾濫しないように
 海の人達に迷惑かからないように…
 と思って来ています」

植樹の大切さを実感しながら作業されている皆さん。




植えた木が成長すると、
土の深くまで根が伸びて保水力が上がり、
雨水が川へ流出したりするのを防げるようになります。

いわば森がダムの役割を果たしてくれるんです。



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