2019ǯ1214土
農業融資とは?

(リーダーNA)
おっ!今日1人目のお客さんが来たようですね。
ちょっと、お邪魔させていただきます!
大槻賢紀さん「大事な…手続きなんで(笑)」
栗中さん
「すみません。あとどれくらいで終わりそうですか?」
大槻さん
「あと二日あれば終わるかなって…。
まさに今、融資を受ける機械を使ってて…」

(森NA)
お米をメインに小麦や大豆などの
畑作も行っている大槻さん。
今回は、それらの収穫に欠かせない、
コンバインの購入に伴う、
融資の手続きにやってきました。

(リーダーNA)
コンバインですか!農業機械の中でも、
かなり高額なものです。
これは金銭面でのサポートが必要になりますよね。
大槻さん
「まず相談したんですよね。
栗中さんにこういったものを買いたいけど
どうですかね?って。
経営状況のことも含めて、自分が良いって言っても
栗中さんがダメって言うかもしれないので(笑)」

(森NA)
このように、農業にまつわる融資制度のことを、
「農業融資」と言います。
改めて、どんなシステムなのかを、
JA北海道信連(JAバンク)の西垣有弥乃さんに
聞いてみました。
西垣さん
「例えば最近の自動操縦機能が付いた
トラクターでは約2000万円くらい。
牛舎では何億円もしたりするので
そのお金を全て自分で用意するのは
とても難しいことなので、
農業者の方々が安定して農業を行うために
必要なお金を貸すことが農業融資となります。
JAバンクは農業者の方々への融資を通じて
農業経営の発展や農業所得増大の後押しを
していきたいと考えています

(森NA)
ちなみに現在道内では、およそ1兆1000億円もの
農業向けの融資が行われており、
そのうちJAバンクが扱っている額は8300億円に及びます。

(リーダーNA)
私達が住宅や車を買うときにローンを組むように、
農業者にとっても土地や資材や機械の購入には、
多額の資金が必要になります。
農業融資は、無くてはならない存在…。
なんですが生産者の大槻さんから、
思わず本音が出ちゃいました。
大槻さん「結構書くものあるんですね…」
栗中さん「そうですね…」
大槻さん
「さっきから同じことばっかり書いてる!あはは」
栗中さん「今日書けば終わりなんで!(笑)」

栗中さん
「現地に行かせていただいて
現物確認させてもらえればと思います」
(森NA)
窓口での対応だけではなく、
実際に生産者の元へ足を運び、
融資の対象となった機械や土地を
確認することもあると言います。

大槻さん
「前使っていたコンバインというのが
これより刈り取る本数が1本少なかったんです。
だけどもこれは1本多い」

大槻さん
「汎用コンバインと言って
お米も大豆も刈れるので、この機械を購入した!」

栗中さん
「どうしても大きい金額を借り入れすると
毎年返済していかなければいけないので
それが結構経営に影響を及ぼす場合もあるので
そこが今まで通りの営農を続けられるのか?
そのための聞き取りが中心になります」

大槻さん
「もちろん自分も管理するけども
その後ろではきちんと農協さんも
お金の部分だけじゃなく
経営まで見てくれるので安心かな」

(リーダーNA)
生産者の皆さんが安心して農業に取り組める…
とっても大事なことです。
(C)HBC