2020ǯ0523土
札幌農学校 第2農場を見学しよう
森アナ
「あちらにいらっしゃるのが近藤名誉教授です」
森崎リーダー
「ダンディーですねえ~」
近藤名誉教授
「一生懸命クラーク博士に似せようと思って…」
おしゃれないでたちで現れた農学博士、
近藤誠司名誉教授に第2農場を案内して頂きます。
森アナ
「歴史ありそうな建物が並んでいますね」
リーダー
「レンガ・石・木のうち!
昔っからある家みたいな…」
近藤名誉教授
「そうですね。
築150年とか100年の建物ですね」
近藤名誉教授
「みなさんもご存知のクラーク博士が
農学校であるからには
経営と研究教育をやるための
農場をもたねばならない!
というために作られたのが最初です」
近藤名誉教授
「一番向こうに見えるのが牡牛牛舎」
森崎リーダー
「今ちょっと待ってください!
このポーズ!このポーズまさに
クラークさんじゃないですか!」
近藤名誉教授「やめてください!」
森アナ「あははは」
この第2農場には、牝牛(めうし)舎、
種牛舎、穀物庫やサイロなど、
当時の酪農経営に必要な建物が、
一通りそろい、
北海道に酪農を広めた施設として、
国の重要文化財に指定されています。
近藤名誉教授
「レンガ造りの建物は製酪(せいらく)施設といって
バターやチーズを作る施設です。
牧草を食べさせて牛を飼う…
それで牛肉・牛乳がとれる。たい肥も作れる。
その生乳を製乳所に運んでチーズ・バターにする」
近藤名誉教授
「建物によって違いがあるんですけど
こちらが本当にアメリカ直輸入だと思うのが
板の張り方を見てください!」
森崎リーダー「いや面白いねえ」
森アナ「縦に張ってある」
近藤名誉教授
「日本だとまず横に張るでしょ?
こっちだと縦張りになっている」
リーダー
「縦張りと斜め張りもある!」
移設前の原型は、1877年に建てられたという
模範家畜房モデルバーン。
当時の飼育の様子をうかがい知れるとのことで、
中を案内して頂くことに…
(C)HBC