あぐり王国 放送内容

2020ǯ0530土
大迫力のバターづくりを見学!


森アナ
「さっきからトラックが行き交って
 いるんですけど。あれは何ですか?」

上野副工場長
「ミルクローリ-と言いまして
 酪農家さんから集めた生乳を
 入れているトラックです。
 あのトラックで工場まで運んできます。
 1日でミルクローリが53台!」




上野副工場長
「1日に約620~630トンの生乳が
 集まってきます」

リーダー「トンですよ…」

中山さん「すごいですね」





牛乳パックに換算すると、
1日62万本ほどの
生乳が運ばれてくるコチラの工場。




オホーツクエリアの酪農家から生乳を受け入れ、
1日およそ20トン、
年間で7千トンを超える
バターを製造しているのです。




森アナ「さあ工場の中に入ってきました」

リーダー「社会見学みたいですね」

バター製造を見学する前に簡単な製造工程を解説!

まず酪農家からミルクローリーで
受け入れた生乳は、
計量や品質検査が行われたあと、
貯乳タンクへ一時的に保管されます。

続いて50度に温めてから、
バターのもとになるクリームと
脱脂粉乳のもとになる液体に分け、
殺菌したあと、冷却。

そしてクリームをタンクで一晩寝かせた後、
バターマシンと呼ばれる機械で、
バターが作られていくのです。




バターマシーンを見てみると…

森アナ「あれだ~大きい!」

中山さん
「うわっああっ!出てきてますよね、バター」

リーダー「むにょーって出て来てる」

森アナ「うわああああ」




リーダー
「あんなバター見た事ない!!」

森アナ「ひあっうわっ」




バターのもとになるクリームを
撹拌してできる脂肪分の粒を集め、
それを連続で練り上げて作るバターマシン。




なんと1時間に4トンものバターが
製造できるそうなんです!

生産量日本一を誇り、
国産バターを支えているオホーツク北見工場。

バターの重要な製造基地であるほかに、
こんな大切な役割も担っています。




上野副工場長
「この工場は大きな冷凍庫を持っていまして
 約700~800トンの貯蔵が可能です」

上野副工場長
「例えば東日本大震災の時など
 道外に生乳を送るのが止まってしまいます。
 そうなると生乳の廃棄が発生します。
 生乳をバターや脱脂粉乳に変えて貯蔵しておく。
 そういう需給調整の役割を担っています」

リーダー
「そうか生乳のままだと
 どうしても傷みがあるから
 加工して貯蔵しておくということなんだ」




じゃじゃん!もんすけです!
北海道には、およそ30の乳製品工場があり、
道内で搾られた生乳は、
およそ80%がバターなどの乳製品に加工されます!
各工場は、生乳が無駄にならないように、
ホクレンなどと相談して、
牛乳と乳製品の生産量のバランスを
調製しているんだよ~

中山さんは、工場と牧場で生乳からバターが作られる、
一通りの工程を見学した後、
北海道産のバターを使って洋菓子を作ってくれました。




パンプキンパウダーを水で戻したペーストと、
たっぷりのバターで作った
「スイートパンプキン」!

■詳しい作り方はレシピコーナーへ!
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20171014&selectmonthforcal=201710

リーダー
「う~~ん♪
 バターの塩味でカボチャの甘みが
 ぐ~~っと!うま~~~い!!」




リーダー

「中山さん!ありがとうございます。
 今日はどんな事が印象に残ってますか?」

中山さん
「普段原材料として使わせていただいてますが
 原材料の前に色んな方の熱い想いとか
 結晶のバターだなという事を改めて感じたので
 自分達がお菓子作りや色んな形で
(その想いを)伝えていけたらなと思います」


日本一のバター生産地、北海道。
生産者たちの熱い思いが込められたそのバターが、
全国の消費者の元へ、今日も届けられているのです。



(C)HBC