あぐり王国 放送内容

2020ǯ0725土
ニンニクって…時間がかかるんです!


森アナ
「そもそもニンニクってどこからできるんですか?」

宮川さん「種からできます!」

森アナ「種ってどういうものなんですか?」

宮川さん
「種はニンニクを1つずつバラしたものです!」

リーダー
「これは普通に食べられるニンニク。
 これがもうニンニクの種でもある」

宮川さん「そうです」

森アナ
「じゃあニンニクを買ってきて
 家でニンニクを植えたら
 またニンニクできるんですか?」

宮川さん「できます!」

森アナ「ええええ」




ニンニクの種はニンニク。
そう聞くと、とてもシンプルな作物に思えますが、
実はこの種、
とてつもない段階を経て製品になるのです。




森アナ「この種はどこから来ているんですか?」

宮川さん
「僕たち町内の生産者は
 種は一括してJAから購入しています」

森アナ
「JAさんで一括してニンニクの種を作っている!」

宮川さん
「そうです!生産者が買う前に
 JAさんが(種を)栽培するのに4年、かかります!」

リーダー「種を作るのに4年!?」




優秀なオリジナルの種を作り、
育苗施設で栽培し増殖。




その種を生産者に託すまでに4年。
そこからさらに…




宮川さん
「生産者が種を買って出荷するまでに3年かかります」

リーダー「うわああああ」




リーダー
「この1個、1年でどれくらい成長しますか?」

宮川さん
「さきほど抜いたこれくらいの大きさです」

リーダー
「出荷する大きさまでになるんだ」

宮川さん
「そうなんですけど…
(種の)金額が高いのでコスト削減のため
 1年目は少なく買って、
 3年かけて増殖していきます。
 一応4倍4倍で…僕たちは計算します」




種を買った年から、2年かけて増殖。
16倍の量に増やしてから、
ようやく3年目に出荷されるニンニク。

種にするニンニクは、ひと塊から4かけ、
良いものを選んでいるのですが、
その作業がまた、とてつもないようで…




森アナ
「ニンニクの中には大きいものもあれば
 小さいものもあるじゃないですか。
 毎回1つ1つばらしているんですか?」

宮川さん
「そうです!手でばらします!」




リーダー
「何個も何個もですよね?」

宮川さん
「ウチは年間で5トンばらします!」




リーダー
「えっ…
 何個なんて言ってられない…」

宮川さん「個では言わないですね」




1シーズンで5トンものニンニクを検品して、
種を選びます。
大きさは機械で選別できるのですが、
形や状態などは全て人の手と目によって選別します。



(C)HBC