2020ǯ0725土
ニンニク収穫&選別作業
では収穫作業をみてみましょう。
リーダー
「ベルトで掘り起こされたものが…
下は切られているんですね」
宮川さん
「機械になると根っこも切ってくれるので
ものすごく助かります」
リーダー
「茎だけじゃなく下根も切っているんだ」
リーダー
「さあ動きがありました。
こうしてかごをかえていくんだね」
森アナ
「ここまで手をかけて
しかも出荷できるまで7年かかる。
最後出荷するとき、どんな気持ちですか?」
宮川さん
「ようやくここまでたどり着いたなって…」
リーダー
「こうやってニンニクは育っていくんだ。
だから、あんなパワーがあるんだ。
いつもありがとうございます!!!」
さて場所を移動して…
森アナ
「十勝清水にんにくの選果施設にやってきました」
リーダー
「ここにいっぱい集まっているんですね」
森アナ
「お話をJA十勝清水町の石井さんに伺います」
ニンニクは収穫した後、どのように消費者へ届くのか、
石井博之さんに教えて頂きます。
石井さん
「今ちょうど収穫シーズンなんですけど
収穫して生産者が約1か月乾燥させて、
乾燥が仕上がったらこちらに貯蔵します。
冷蔵庫があるので1年間、均等に出荷しています」
十勝清水にんにくは、清水町に加え、
同じ十勝エリアの池田町と足寄町でも生産され、
年間およそ100トンもの量が出荷されます。
この施設では、その選別を一手に引き受けています。
早速、選別の様子を見せて頂くことに。
石井さん
「こちらは根っこを削っている作業です」
リーダー
「なんか工芸品のようですけど
持っているのはニンニクですね。
こうやって削るんだ」
石井さんさん
「ここで皮をむきます。
だいたいの皮は手作業でやります」
森アナ「手作業なんですかあ」
リーダー「早い早い!機械とか入らない?」
石井さん「手作業じゃないとむけない…」
このあと、エアコンプレッサーで、
剥き残った皮や汚れを飛ばし、
より白く美しい状態に仕立てます。
そのあと茎を切って、
大きさと見た目の良さにより規格分け。
そして規格ごとに梱包されます。
ここまでのほとんどが手作業。
なお、見た目が悪くても味に問題の無い規格外品は、
黒ニンニクに加工されたり、
学校給食で使われたりもしています。
石井さん
「ニンニク生産で大事なのは
土づくりと種なんです」
石井さん
「土づくりに関しては
地域で出てくる堆肥を
JAの堆肥センターで
【しみず有機】という肥料にして
それを必ず入れることで
循環型農業を実践してもらています」
石井さん
「それと種ですね。
多くのウイルスがニンニクに感染してきちゃう。
それが感染すればするほど
大きくならなくなるので、
それをウイルスフリーという種を
独自で国内外の企業と開発しています」
リーダー
「ウイルスに弱いニンニクを
しっかりと育てていただいたものを
私たちは食べて色んなものに勝ち残っていく
力い体を手に入れたいものですね」
森アナ「スーパー体!(笑)」
(C)HBC