2020ǯ0815土
スイカ生産者さんは頭脳派だ!
選果場で見たスイカは、どのように育ってきたのか。
続いてはスイカ畑へおじゃまします。
リーダー&森アナ
「こんにちは~お邪魔します」
西出さんはスイカ生産歴35年の大ベテランです。
リーダー
「なってますね。ゴロゴロしてますよ」
森アナ「ありますね~」
森アナ
「西出さんはどれぐらいの面積で
スイカを作っているんですか?」
西出さん
「スイカは4ヘクタールくらいです」
リーダー
「4ヘクタールって200m×200mですよね」
森アナ「じゃあ採れるスイカの量も相当…」
西出さん「25000~30000玉くらいです!」
リーダー「すごーい」
リーダー
「スイカって本当に手間が多いんですよね」
茎や葉が、うっそうと
生い茂っているように見えるスイカ畑。
実は、かなり綿密で複雑な栽培をしています。
森アナ
「ではこのフリップをみていきましょう」
西出さん
「まず苗の親づるの頭を取るんです。
葉っぱからツルがでてくるんです
一番いいツル4本を残して、5本目は切る!
4本2果(にか)どりという方法で
スイカを2つつけるんですね」
西出さん
「そしてスイカの花というのは
2節目にくると、次7節目ぐらいにきて
その後は13節目と飛んでできるんですね。
この1つ目2つ目の花だといいスイカがとれないので
3つ目(もしくは4つ目)の花で実らせると
いいものがとれるので、
必ず3番目か4番目を目指して私達は作ってます!」
リーダー「…よく分かりました…あははは」
森アナ「あははは」
リーダー
「僕は分かったですけど、森さん難しいっしょ」
森アナ「チンプンカンプンでした~」
リーダー
「とにかくね設計図がないとスイカは無理です!
ツル野菜なんでとにかくツルが伸びる!
そのツルの中に何本伸ばせばいいか?
でまたツルから伸びようとするのを落として
最終的にはココとココ!
とにかく1本から2つだけスイカを実らせる。
この2個のスイカのためだけにすべてをかける!」
森アナ
「色々考えながら育てていかないといけない…」
リーダー
「しかも露地とハウスで育て方は変わるんですよね?」
西出さん
「ハウスだと3本で1果どりがメインですね!」
リーダー
「これ以上、この子を混乱させないでください。
もう情報をいれるのやめましょう」
ハウス栽培と露地栽培では、
ツルの残し方と実の付け方が変わります。
また、同じ露地栽培でも、
植えた時期によって方法が変わってきます。
それを全て生産者がコントロールしたうえで、
スイカは育つのです。
(C)HBC