2009ǯ1212土
お正月食材”軟白みつば”とは??

次に訪れたのも
みつばの生産者・
岸本さんのハウスですが、
栽培しているのは
水耕ではなく
”軟白みつば”でした。
お正月向けの
特別なみつばだといいます。
森崎
「軟白みつばとは何ですか?」
岸本さん
「お正月料理向けの食材で
軟らかくてクキが白いんです。
いまはまだ芝生のようですが
伸びてくると太くて白くて
軟らかいんだけども
食べてみるとシャキシャキ感が
しっかり残っているという
みつばなんです。」

岸本さん
「12月22、23日頃になると
40cmくらいにまで伸びます。」

岸本さん
「気温と湿度を保つために
温風を送っています。
そしてニッキの
においしませんか?
実は温風から
ニッキの香りが出ています。」
森崎
「防虫のためですか?」

岸本さん
「はい。虫とか菌は
ニッキのかおりをイヤがるんです。」
森崎
「はっはっ~ん。
藤尾、だから嫌な感じ
したんじゃない??」

藤尾
「菌じゃないから!」

岸本さん
「軟白みつばは
お正月の出荷に
合わせるように栽培します。
まず6月20日頃に
畑へタネをまきます。
そして10月20日前後に
みつばを掘り上げます。
つまり夏の間は
根に十分な栄養を蓄えさせて
根を太らせるんです。」

岸本さん
「掘り上げた根は
乾かないように
畑に立てて置きます。」

岸本さん
「そして11月10日前後に
伸びたみつばを
一度刈り取ってしまいます。」

岸本さん
「それがこの状態です。
根だけです。
これを暖房の入ったハウスに
隙間をあけないように密植します。
そして新芽を出して
年末までに40cmに
クキを伸ばして
出荷します。」

森崎
「ものすごい手間をかけて
育てられるんですね~
軟白みつばって。」
(C)HBC