2020ǯ1107土
どこよりも早く新ソバを届けたい!調製工場へー
一行が訪れているのは、もう少しで収穫を迎える畑。
ところでソバの実はどういう風に実るのでしょう。
森アナ
「まだ畑は花が白いですが収穫期の目安は?」
村田さん
「だいたい約7割が黒くなってきたら収穫します」
リーダー
「成長過程の1つとして白い花が咲く。
そして緑の実から、だんだん黒くなっていく。
これが立派なソバの実です」
森アナ
「こう見ていくと完全に真っ黒になってるのも
ありますよね!」
リーダー「これだけ見たら収穫適期ですよね」
このソバの実を収穫後に乾燥させて脱穀すると、
中からソバ粉が出てきます。
まだみずみずしい状態ですが、
どういうモノなのか見せてもらいました。
リーダー「これがソバの実」
森アナ「ちっちゃいですねえ」
リーダー
「農産物の収穫する物で
こんなに小さい物はないよね」
村田さん「ないですね」
森アナ「いま白いのが見えてきました」
村田さん
「この下が粉です!ほんのちょっとしかないでしょ」
森アナ
「本当ですね!
ほんのちょっとしたソバ粉って取れないですね」
リーダー
「だからソバは無駄にしちゃいけないの。
すごく貴重なのよ!」
森アナ
「ソバ畑って広いなあ~って思ってましたけど
こんだけちょっとした取れないからこそ
広い畑で栽培しないといけないんですね」
畑全体のおよそ7割が黒い実になったタイミングで、
収穫が始まります。
天気が良い日に、畑の乾き具合いを見極め、
一気に行います。
ところでソバの栽培には、涼しい気候が適しています。
寒さから身を守ろうとデンプンを蓄え、
甘みのあるソバが育つのです。
新得町は年間の平均気温が6.6℃。
自然環境も味方して、高品質のソバが生産されています。
リーダー
「新得町でソバをつくる気持ちってどうですか?」
村田さん
「とても嬉しいです!
なかなかできない仕事なので!」
リーダー
「お父さんの栄光は息子としてどういう気持ち?」
村田さん
「なかなか大変です…
やっぱりみんなに言われるので…」
リーダー
「でも村田さん自身も表彰まで行きたいですよね?」
村田さん
「やれるなら…うちの親父を超えてみたい!
やってるうちには多分越えられると思う!」
森アナ
「これから日本一に輝くかもしれない!
むしろ輝く!とおっしゃって下さいましたから
新得町のソバはこれからも美味しくなるんだなあと
期待しましょう!」
リーダー
「美味しくなるでしょう!間違いないでしょう!
そのためにもお前たち!
もっと倒れなさ~~~い!!」
西十勝農業センターへ-
新得町の畑で収穫したソバの実は、
JAの施設で安全で安心な品質を確認したあと、
お蕎麦屋さんや製麺工場などに出荷されます。
その安全安心への徹底的な取り組みを探ります。
森アナ
「新得町のお隣・清水町にある
ソバ専門の調製工場にやってきました」
リーダー
「ソバ専門の調整工場があることにまずビックリです!
そして大きいの!!!」
森アナ「お話を小林さんに伺います」
小林さんは、JA十勝清水町の所属。
この西十勝農業センターは、
JA新得町とJA十勝清水町が共同で利用する、
様々な作物の集出荷場。
ソバに関しては、ソバ専用の調整工場があり、
JAふらのも共同利用しています。
小林さん
「こちらは2016年に完成した施設で
それまで小麦の調製後にソバの調製を行っていましたが
こちらの施設が完成したことで
すぐにそばの調製ができまして
新ソバを早くお届けできるようになりました!」
リーダー
「すごいことじゃないですか!
新ソバが早まる。どれくらい早まりますか?」
小林さん
「この工場が出来たことで1か月以上早くなりました!」
リーダー
「うわあああああ!!!
なんかこの温度差がすごいですね」
小さなソバの実に磨きをかける!
そんな消費者にとってもうれしいソバ専門の調整工場。
3つのJAから集まったソバは、
産地ごとに仕分けされた状態で、
まずは乾燥にかけられます。
その乾燥したソバの実が、工場のレーンに乗せられます。
森アナ「おおおおお」
リーダー
「うわ~~~すげー!!」
リーダー
「ちょっと見てみましょうよ!
うわっ乾いている!サラサラしている」
リーダー
「今で何%くらい乾燥しているんですか?」
小林さん
「16%以下まで乾燥しています」
リーダー
「サラッサラですよ。
さっき畑で触ったときはもっと水分あったもんね」
森アナ
「ちょっとしっとりしてましたもんね」
リーダー
「茎の状態もまだありますね」
小林さん
「この後の機械で調製していきます!」
(C)HBC