2020ǯ1226土
♯598 2020年傑作選②話題のレッドビート!
世界3大スープの一つと言われる、ボルシチ。
ウクライナの伝統料理で、
ロシアなど東欧諸国に広く普及しています。
そのボルシチで使われている
重要な具材「レッドビート」。
この野菜が今、北海道の新たな特産物として
歩み始めています。
今年初めて取材した野菜、レッドビート。
ビーツ、テーブルビートなどとも呼ばれています。
砂糖の原料となる作物、ビートの仲間です。
ということで、江別市にある、
レッドビートの試験栽培をしている農場へー。
(2020年9月5日OAから)
リーダー
「新登場のレッドビート。期待に胸躍ります!」
森アナ「あちらに生産者さんがお待ちです!!」
農場主の富永政博さんに、
レッドビートについて詳しく教えて頂きます。
リーダー
「これがレッドビートですか?
はじめまして~~♪」
リーダー
「なんか赤軸ほうれん草のような…」
富永さん
「ほうれん草と同じアカザ科なんです」
リーダー
「これ…こんな茎まで赤いんですね」
富永さん「その通りです!」
リーダー
「もちろんビートは根菜なので
土の中に赤い実がある!」
富永さん「こんな感じです!」
リーダー
「あー見えてる!ポコポコと!可愛いです」
森アナ
「1つ掘り出してもらっていいですか?」
富永さん「はい!」
スイッ
リーダー
「掘る…というより拾いましたね」
富永さん「拾いましたね」
リーダー「シュッと取れましたね」
リーダー「収穫は手作業ですか?」
富永さん
「そうですね。ホクレンさんとの共同作業の中で
今はまだ手採り作業ですが、ゆくゆくは機械化も
視野に入れて考えたいと思っています」
リーダー
「僕たちが今まで見てきたビート(てん菜)と比べると
2~3まわりくらい小さいですね」
富永さん
「今、収穫適期なんですが大きさはバラバラです!」
リーダー「大きいのもあるの?」
富永さん
「あります。500gを超えるのもあるし
これでだいたい300g前後ですかね。
これからどうやって販売していくのかを含め、
頃合いのサイズが消費者にとってどの辺か?
探りながら作っているところです」
リーダー
「そうか。まだこれからの野菜なんですね」
富永さん「これからです!」
リーダー「何年目になるんですか?」
富永さん
「3年目になるんですよ。正直言って…
3年目でようやく世間様にお見せ出来る格好になります」
リーダー「そうなの!!?」
リーダー「食べてみたい!」
森アナ「これってこのまま…???」
富永さん
「生でも皮をむいてマヨネーズや
ドレッシングをかけて食べられます!」
リーダー「サラダ的に?」
富永さん「そうです!」
さて、掘りたてのレッドビートを生でいただきますが、
まずは出荷する状態を見せてもらいます。
富永さん
「まず尻尾を切ります」
そして茎を切り落とすと…
森アナ「うわあああああ~」
リーダー「うわっ!真っ赤!!」
森アナ「濃いですね」
リーダー「ショッキングピンクというか!!」
リーダー
「なかなかここまで色のある野菜はないですよね」
森アナ
「だからスープとかにすると、
この色一色になるんですね~!」
皮をむいてもらい一口サイズに切ってもらい、
いただきま~す!と思いきや…
富永さん
「で、このまんま、ガブッといきますよね」
ガブリ…
と、富永さん、先に食べちゃう(笑)
リーダー
「まさかのご自身が行く…まさか!ですね…」
スタッフも大爆笑♪
リーダー
「食べた後の歯が、昔の磨き残し検査薬みたい」
森アナ「あ~あの赤いやつ!」
リーダー
「ではレッドビート!いただきます!
うんカリカリ…
あま~い!甘みが強い!」
森アナ「ビートだからか?」
リーダー
「ビートを生でかじった…よりチョイ芳醇かも」
森アナ
「甘いっ!あま味が濃い!!」
ところでこちらは、レッドビートの仲間、
「ビート」の収穫風景。
もし、このような規模でレッドビートを生産する日が来たら、
北海道農業は新たな時代を迎えるかも知れません。
富永さん
「北海道農業は面積も広くて
輪作体系でやっているから…
もちろん販売価格にもよりますけど
新たな北海道農業の1つの作付けツールになる
可能性が高いなと思います」
富永さん
「収穫も含めて機械化することを
ホクレンさんと一緒に検討してやっているので
誰もが取り組める野菜になればいいと思う。
そしてお客様に健康的で付加価値の高い
レッドビートをスーパーで他の野菜と同じように
手に取ってもらいたいです」
リーダー
「ここに色んな研究だとかシェフが手掛けてくれる。
そして今度は私たち消費者が今後のレッドビートに
期待しておりますので、よろしくお願いします」
(C)HBC