2021ǯ0123土
♯601 農業の働き方の多様化・愛媛編①
前回、富良野を訪れた、あぐり王国一行!
そこで日本各地からやってきた、
農作業ヘルパーと出会いました!
リーダー「どちらからお越しですか?」
伊藤さん「静岡県です」
田中さん「埼玉県出身です!」
松山さん「大阪府です」
その背景には、JAふらの・JAにしうわ・JAおきなわが連携して、
リレー方式で働き手を確保しているシステムがありました!
森アナ「この後はどこに行くんですか?」
伊藤さん「愛媛県に行きます」
農作業ヘルパーたちは、富良野が忙しい時期を過ぎたら、
ミカン生産の最盛期を迎える愛媛へ!
そんな農作業ヘルパーを追って、あぐり一行も愛媛上陸!
すると空港で早くも、かんきつ王国の洗礼が!
リーダー「美味しい~!なんでこんなに美味しんだろう?」
OrangeBar 稲井恒香さん「愛媛のミカンだからです!!」
今回のあぐり王国ネクストは、放送600回突破記念!
舞台は愛媛県!注目する作物はミカンです!
森結有花アナウンサー
「愛媛県西宇和郡にやってきました!」
森崎博之リーダー
「やってきましたー!あったかいね~」
森アナ
「ここ西宇和郡は四国で一番西に位置していまして、
日本屈指のみかん産地なんです。
その西宇和郡の中でも
特に有名なのが真穴(まあな)地区!」
リーダー
「真穴のミカンって言ったら有名ですよね!」
森アナ「全国的にもブランドになっているんです」
リーダー
「札幌のスーパーでも真穴みかんって売っているよ!」
森アナ「えっ!本当ですか?」
リーダー
「真の穴でしょ?買ったことある!
味が濃くて美味しかった!ここなんだ~
真穴みかんの場所に来たんだ…
ここに来るまで海~♪ミカ~ン♪
しりとりだったらあっという間に終わってる場所!」
森アナ
「これから行く選果場には富良野で出会った
農作業ヘルパーのみなさんがいらっしゃるので
新しい働き方についても学んでいきましょう」
リーダー
「そうか…もういらっしゃるんだ。会いたいね」
森アナ「では601回目もよろしくお願いします!」
リーダー「ルンルンルン…」
森アナ「うかれてるー!!」
真穴ミカンの選果場へ!
ということでまずは、
真穴(まあな)地区のミカン共同選果場へー
副共選長の井上さんに愛媛のミカンについて教えて頂きます。
リーダー
「ここからもう見えますもん。段々畑!
昔っからあるんでしょ?」
井上さん
「昔の人は1つずつ海岸から石を運んだり
畑で出た石を手作業で運んで段々畑を作ったんですよ」
井上さん
「西宇和全体で言うと2000ヘクタールのミカン!
見当つかないですよね?(笑)
そして約55000トンの収穫量があります」
リーダー
「約55000トン?
そんなに私たち日本人ミカンを食べてるんですかね」
井上さん「食べてるんですね~」
リーダー
「(生産量が)約55000トンなら1トンくらい食べたいなあ」
井上さん
「今年はね特にミカンの仕上がりがいいんで!
近年になくおいしい仕上がりなんで
後ほどたくさん食べていただきたいですね」
リーダー「楽しみ~」
森アナ
「約55000トンのミカン全てがここに集まる?」
井上さん
「西宇和には10か所の共選があって
そのうちの1つが真穴共選です!」
リーダー「ちょっと待って!10か所もあるんですか!」
森アナ「(共選場の)稼働時期は?」
井上さん「11~12月いっぱいです!」
井上さん「今が1番の最盛期です」
リーダー「じゃあ他の10か月は稼働していないってこと?」
井上さん「動いていないです!」
リーダー
「じゃあこの2か月に作業が集中するから
ヘルパーさんが必要なんですね」
真穴共選は、1日最大200トンものミカンを
選別する能力があります。
収穫シーズンになると生産者たちから
ひっきりなしにミカンが運ばれてきます。
リーダー「すごい量だ!ほんとにすごい!」
森アナ
「コンテナ1つ1つにミカンが入っているんですよね」
井上さん
「コンテナにミカン20キロありますね」
リーダー「どんどん積んでいってるね!」
ビックリ!!ミカンを温める??
ミカンを生産者から届けられた後、
選別作業に入る前に、ある工程が…。
井上さん
「一晩、温風を当ててミカンの色づきを良くする!
だいたい部屋の中が21度」
井上さん
「農家さんもご家庭で選果されるんですけど
どうしても見逃した傷があるんです…。
こういうのを温風を当てることで腐る状態になるんです」
森アナ「あ~」
井上さん
「買ったミカンにこういうの入っていたらショックですよね。
ですから腐るミカンを分かりやすくするために
わざと腐らせてるんです」
リーダー
「わざと!!腐れてる選別しやすくしてる!なるほどおお」
井上さん
「残ったミカンは温風をあてることで
余分な水分が蒸発するので、
逆に残ったミカンは腐りにくくなるんです!」
リーダー
「傷みにくくなるんだ~。へええええ。
えっこれはどこのミカンもそうやってる?」
井上さん「たぶんやっていると思います」
リーダー
「そうなんだ~知らなかった~
こんなに知らなかったこと、あるか~!!」
一晩温風に当てられたミカンは、
倉庫の上のフロアにある選別所へ運ばれます。
(C)HBC