2021ǯ0123土
♯601 農業の働き方の多様化・愛媛編③段々畑へ!
森アナ「美しいですね…」
リーダー「ちょっとここ楽園か!!!」
海に面した山に作られた、段々畑。
その段ごとに植えられている、ミカンの木。
真穴地区では、色鮮やかで起伏に富んだ美しい風景が、
至る所に広がっています。
田中さん「井上さんです!」
リーダー「ここ久々の再会ですか?」
田中さん「そうです!!」
井上さんに、ミカン畑を案内して頂きます。
森アナ「うわあああ」
リーダー「すごい斜面です!!」
井上さん「こちらがミカンです」
森アナ「鮮やかですね!オレンジ色が」
リーダー「1つの木にこんなに実んですか?」
井上さん「これでも少ない方ですかね!!」
リーダー「そ…そうなの?」
森アナ
「ミカンについて知りたいことがたくさんありすぎますね」
リーダー
「北海道に住んでる我々はこんな風になってるなんて
知らなかったですよね!よくご覧ください北海道のみなさん!
これがミカン畑です!!!」
とちょっと足を踏み外すと…
井上さん「大丈夫ですか?危ないですよ」
森アナ「危ない危ない!!」
リーダー「すごい斜面です!!!」
森アナ「近くで見るとホント急斜面ですね!」
井上さん
「下まで落ちると危ないんで…」
森アナ
「ここで作業なんてとんでもないですよ…
でもなさってるんですよね」
田中さん「そうです!ここで収穫していました!」
森アナ「普通の靴なんですよね?」
田中さん
「今は足袋を履いています。
普通の靴だとすべってチカラが入らないので…」
ということで、傾斜の緩い畑へ移動。
そこで、ミカンの育ち方について教えてもらいました。
井上さん
「植えてから3~4年の苗木です。
まだ実はならしていません」
リーダー「摘果しちゃうんですか?」
井上さん
「そうです!木を大きくするだけです!」
リーダー
「まだ新しいミカンの木を植えたりするんですか?」
井上さん
「40~50年くらい経つと枯れてくる木もあるんで
そういう木は切ってしまって、
春先に苗木を植えます」
森アナ
「出荷する実がなるまで何年ぐらいかかるんですか?」
井上さん
「人にもよりますが5年くらいですかね…
でも味はやっぱろそれなりのものしかならないので…
本当に味を求めようと思ったら
20~30年の木が一番おいしいと思います」
続いて、収穫適期を迎えている畑を案内してもらいます。
森アナ
「愛媛ってミカンが美味しいじゃないですか。
なぜこんなに美味しいミカンがとれるんですか?」
井上さん
「やっぱりこの気候じゃないですか?
この暖かさと日当たりと海からの反射の光とか…」
リーダー「海からの反射の光…」
井上さん
「よく言われるんですけどね、3つの太陽って。
1つは太陽ですよね。
もう1つは海からの反射する光」
森アナ「キラキラですもんね」
井上さん
「あとは石垣から反射する光…。」
リーダー「へえ~~」
井上さん
「あともう1つ言えばですけど、
下にシートを敷いて反射する光」
リーダー「4つになっちゃったよ…(笑)」
森アナ「増えちゃいましたね」
リーダー「4つの太陽になっちゃったよ!!」
初めてのミカン収穫体験!
森アナ
「ではここから収穫のお手伝いをさせていただきましょう」
井上さん
「基本は2度摘みです!」
リーダー&森アナ「二度摘み?」
井上さん
「一回、パチンと残して切って…(木から切り離す)」
井上さん
「それから(実のギリギリを)カット!!」
リーダー「1度摘みじゃダメなんですか?」
井上さん
「1度じゃミカンを傷つけちゃうんですよ…
段ボールに入れるとミカン同士のヘタで
キズがつくんです…。
なのでヘタを平にするために2度摘みをするんです!」
リーダー「なるほどですね~」
リーダーもチャレンジ♪
リーダー「どうですか?」
井上さん「バッチリです!!」
リーダー「そうかこうやってやるんだ…」
森アナもチャレンジ♪
森アナ「パチン!パチン」
リーダー
「ちょっとまだ盛り上がっていますね…
これ森アナの仕事!!」
森アナ
「やめてくださいよ。中途半端な仕事ぶりみたいな…」
その後、夢中になって収穫する二人…
リーダー
「面白いなあ~やったことないからね。
こんな風に1つ1つ手が入っているなんて
思ってもみないよね。
えっちらえっちら上ってさ、
毎日毎日やってくださってるってことだよな」
森アナ
「冬にミカンが食べるのがより感謝が深まりそうです!」
農業への感謝の気持ちを改めて感じつつ、
コンテナ1個分を収穫しました。
もぎたて…いやもぐ前に食べる!!
森アナ
「ここからはあぐり王国の恒例なんです。
二人ともビックリしないでください!!
とれたてのミカンではなくて、そのまま食べる…」
リーダー
「もぎたてが美味しいことは分かります。
もっとおいしく食べたいなら、もぐ前!
これは特別な鍛錬をした者しか許されない…」
森アナ「選ばれし人…」
リーダー「イノシシかオレか?です」
森アナ「ではお願いします」
リーダー
「オレンジ色に輝いている、このミカン!
もがずにそのままいただきます!
ありがとうございます」
井上さん「イノシシかと思っちゃう…」
リーダー
「ううううう…うまい!!あまいっ!」
森アナ「皮は大丈夫ですか?」
リーダー「なんか皮も食えますね」
井上さん「皮まで食べて頂いて嬉しいです!」
リーダー
「でも実の甘さがすごい!
甘いっていうか味が濃い!!
すっごい食べやすくて上品!!」
森アナも食べてみます!
森アナ「うわあああ~おいしい!!」
森アナ
「噛んだ瞬間にプシュッと果汁がきますね!
そしてあまい!ほどよく酸味もある!
太陽の恵みですね…!!」
リーダー「全くその通りだね」
森アナ
「でもこれは1つ1つ手で取ってくださって
それを運んでという…みなさんのおかげですからね。
本当にありがとうございます」
最後の力強いお言葉をいただきました。
井上さん
「真穴ブランドと言う名に恥じないように
日々がんばるだけです!!」
森アナ
「田中さんはまた北海道には戻ってくるんですよね?」
田中さん
「3月下旬ころ、アスパラの収穫を手伝う予定なので
美味しいアスパラを収穫して食べたいと思います!」
リーダー
「もがず食べの基本はアスパラですから!
では先に北海道に帰って待ってますから。
井上さん、ありがとうございました!」
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1月16日のクイズ
「愛媛に来る前に取材したのは、
北海道のなんてマチだったかな~?」
正解は「富良野」でした。
(C)HBC