2021ǯ0206土
♯603 千歳市・あん編①
和菓子の主役「あん」。
原材料の違いなどによって様々な種類がありますが、
おなじみの赤い「あん」は、
主に小豆・砂糖・水から出来ています。
ところで小豆は、抗酸化作用のあるポリフェノールや
食物繊維が豊富。
食物繊維は、あんにすることで、およそ1.5倍に増加します。
一方、砂糖は、脳のエネルギー源となる
ブドウ糖を多く含んでいます。
砂糖を食べると血糖値が上がりますが、
小豆のポリフェノールがそれを抑制します。
あんは、甘いから太る…などと誤解されがちですが、
実のところ、美味しい上に優れた健康食品でもあるんですね。
ということで今回のあぐり王国ネクストは、
北海道産の原料にこだわった「あん」に注目します!
森結有花アナウンサー
「千歳市にある菓子メーカー
『もりもと本店』にやってきました!」
森崎博之リーダー
「こちらが本店なんですね。
札幌市内にもありますよね!
この間は千歳空港でも寄らせていただいて…
私、大好きなお菓子があるもんで!!」
森アナ
「さて今回は『あん』に注目していきます」
『もりもと 千歳本店』
住所:千歳市千代田町4丁目
電話:0123-26-0218
リーダー
「あんこと言えば小豆じゃないですか。
北海道は小豆生産が盛んで日本全体の約9割!
9割ですよ~。
小豆と一緒に砂糖が混ざってあんこになりますけど
この砂糖は北海道のてんさい(ビート)がメインになりまして
てんさいは北海道100%になりますから!
北海道てんさいと北海道の小豆であんこになるんです!」
森アナ
「今回はもりもとさんで
オール北海道のあんこがどれだけ美味しいのか?
そしてどのように作られているのか?
学んでいこうと思います!!」
ということで早速、店内へおじゃまします!
店長の遠山理香さんにお話を伺います。
リーダー「本店は昔からこの場所にあるんですか?」
遠山さん「そうです!1949年からあります」
森アナ
「もりもとさんって札幌にもお店があるじゃないですか?
何店舗あるんですか?」
遠山さん
「現在は北海道内で28店舗展開しております」
リーダー
「色々と見覚えのあるお菓子…
個人的には『雪鶴(ゆきづる)』が大好きです!」
遠山さん
「当店でも人気のロングセラー商品となっております」
森アナ
「もりもとさんってケーキも美味しいしパンも美味しいし…
商品はどれくらいあるんですか?」
遠山さん「約300種類ほどあります」
リーダー
「北海道の農産物を大事に扱ってくださってる!
ありがとうございます」
遠山さん「いえいえ…」
リーダー「全農業を代表してお礼申し上げます」
遠山さん
「ありがとうございます。
こちらこそ農家のみなさんのおかげです」
森アナ「生産者さんも嬉しいですよね」
リーダー
「生産者を代表して喜びを伝えたい!
あとは農産物の代表でもありますから…
小豆を代表してお礼申し上げます」
遠山さん「ありがとうございます…」
もりもとでは、原材料に可能な限り道産食材を使い、
多種多様な商品を製造、販売しています。
リーダー
「あんこを取材したいんですけど
もりもとさんで“あん”の商品と言うと?」
遠山さん「こちらのどら焼きになります!」
森アナ
「種類が多いですよね?何が違うんですか?」
遠山さん
「中に入っている“あん”がそれぞれ違います!」
リーダー
「これがもりもとさんとホクレンのコラボ商品でして
すごく生産者さんとも近い関係ですよね?」
遠山さん
「そうですね。農家のみなさまのチカラもあって
北海道の素材を使った商品を販売することが出来ています」
森アナ
「こちらでどらやきを作っているところを見せて頂けるんですか?」
遠山さん「こちらへどうぞ・・・!」
今回は特別に間近で見せていただきました。
森アナ「まさに和菓子職人さんって感じですね!」
リーダー
「今まさにどらやきの生地が…!!」
森アナ
「これって焼き立てを食べることはできるんですか?」
遠山さん
「できます!少しお時間をいただきますが
タイミングが合えば可能です!」
リーダー「すげー」
リーダー
「さあ返します!!うわ~いい色!美しい!
手焼きだから形は不ぞろいだけど…」
森アナ「それが手作り感があっていいですね!!」
リーダー「不ぞろいっていうのが良さですよね!」
リーダー「あんこが入りますよ」
森アナ「あんこ、もりもりですね!」
リーダー「うわ~多くね?」
森アナ「おはぎくらいのあんこだ!」
遠山さん「ずっしりと重量感があります!」
さて、もりもと本店の中にある「北のアトリエカフェ」で、
自慢のお菓子をいただきます。
先程見た、焼きたてのどら焼きと…
リーダー
「僕は大好物の光黒大豆のどらやき!
豆ちがいでどらやきをいただきます!」
森アナ
「私は黒糖まんじゅうにしました!
リーダーは豆ちがいですけど、
どら焼きはつぶあんなので
おまんじゅうはこしあんを食べます。
作り方の違いでどういう風に
あんこの味が変わるのかを楽しみたいと思います」
リーダー「いただきます!」
まずは焼き立ての「手づくりどら焼き」を…
リーダー
「うーん!
どらやきの皮がもっちりしていて
噛んで歯が入っていく感じ!
それにあんこが噛むたびにフワンフワンと
あま味を発している!
いやいや焼き立てのどら焼きの皮…おいしいのお~♪」
森アナも「手づくりどら焼き」を…
森アナ
「うわ美味し~!!あんこ、おいしいですねえ」
リーダー「あま味感・砂糖感より豆感を感じません?」
森アナ「豆の香りとうま味!」
リーダー
「農産物をしっかり噛んで食べてるなって感じするね」
続いて、大豆のあんが入った「光黒大豆」の
どら焼きをいただきます。
リーダー
「粒がしっかりしている!
硬い…あの納豆の固さですよ!
歯ごたえがしっかりしていますよね」
森アナ「豆好きにはたまらないですね」
森アナ
「じゃあ私はこしあんをいただきます!
あっ!美しい…
いただきます!なめらか…
ものすごくくちどけがいいですね。
さっき豆感が強かったですけど
こちらは豆や砂糖が1つになって
キレイにまとまってる感じですね」
リーダー
「こういう甘いお菓子ていうのも
もともと農産物…畑の恵みからきてるんだって
より強く感じさせてくれるんだって思いました」
遠山さん
「会社として【北海道と共に生きるもりもと】ということで
北海道産の素材にこだわった商品をご提供して
取り組んでおります」
(C)HBC