あぐり王国 放送内容

2021ǯ0220土
♯605 岩見沢農業高校編①日本一の高校生?


日本の食を支えている北海道農業。
その礎となるのは、広大な大地と…人。
先人たちが培ってきた技術や精神が、
若者たちに受け継がれ、
北海道農業は常に進化しながら、
私たちの食を守り続けていくのです。

道内最大の農業高校、岩見沢農業高校へ!
北海道の未来を背負って立つ若者たちを直撃!
個性豊かな生徒が続々登場します!




森結有花アナウンサー
「岩見沢農業高校にやってきました」

森崎博之リーダー
「これまでも農業高校は何度も取材してますけど大好きです!
 農業を専門的に学んでいる子供たちって
 ものすごいイキイキしてるんですよね。
 そんなに将来のことについて
 しっかり考えてなかったぞ高校時代!と思って…
 もういつもね眩しく光り輝くような取材をさせて頂いております」

森アナ「我々も刺激になりますよね」

リーダー
「ちょっとパンフレットを見せてもらったんですが、
 すごい広いですよ!!テーマパークかって!」

森アナ
「学校全体の面積が22ヘクタール!(札幌ドーム約4個分)
 水田や牛舎などの施設が充実しているんですよね」

リーダー
「北海道にはたくさん農業高校がありますけども、
 生徒数を見ても岩見沢農業高校がナンバーワンらしいです」





北海道岩見沢農業高等学校。
明治時代に空知農業学校として開校。





現在、全7学科で専門教育がなされている、
北海道最大の農業高校です。




リーダー
「学科がいっぱい分かれているってことは
 やりたいことがいろいろ叶いそうだなって!
 どんな夢とどんな目標があるのか、たくさん聞きたいですね」





こちらが岩見沢農業高校の7つの学科。




この中の農業科学科というのが、
農業の基礎的な知識や技術などを学ぶ、
一般的にイメージしやすい農業高校の学科。

その農業科学科に、なにやら日本一の高校生がいる?
ということで、早速会いに行ってみます。




森アナ
「敷地内の農場にやってきました。
 ハウスがたくさん並んでいますね」

リーダー「やっぱ広いよー」

このハウスの中に、
日本一の高校生が待っているとのことで…
果たして、どんな生徒なのでしょうか。




リーダー「こんにちは~大塚君!」

森アナ「農業科学科の大塚君です」

リーダー「日本一なんですか??」

大塚さん「う~はい!!」





森アナ
「大塚君なんですが農業高校生を対象とした
 作文コンテスト
 【第4回高校生が描く明日の農業コンテスト】の中
 全国550点の応募の中から、
 最優秀賞…日本一に輝いているんです」

リーダー「すごいじゃん!」

大塚さん

「実家の農業を継いで持続可能な農業をしたくて
 そのために人材育成とかにチカラを入れて
 ファーミングスクールを開いて
 実家の農業をもとに後継者を育てていくようなことがしたくて、
 それを作文に書きました」





大塚さんはその作文コンテストで、
「群を抜いてレベルが高く、未来の日本の農業を支える人材」
と評されています。




リーダー
「生まれながらにもう農業があったわけでしょう。
 でもやっぱり中2ぐらいのときはさあ、
 俺は農業じゃねー都会に行ってロックやるんだぜ~
 みたいなこともあったんじゃないの?」

大塚さん「いや…全くないです!」

森アナ「あはははは」

リーダー「本当にないの?」

大塚さん「ギターは1週間くらいで辞めました…」

あはははは♪

リーダー
「普通高校に行きたいと思ったことはないの?」

大塚さん
「勉強ばかりより実習とかしてる方が面白いなって…」





リーダー
「そこそこ勉強してたワケでしょ?
 それでも農業高校を選んだっていうのは
 もう将来がちゃんと見えてたわけ?」

大塚さん
「もう寄り道はしないで農業1本でいこうって思っていました」

リーダー
「カ~ッコイイ~~!!!」





大塚さん
「農業が一番儲かるなって思ったし、地盤(実家)もあるので、
 農業以外の道は逆にリスクあるから
 農業1本で行った方が絶対幸せになれると感じました」

リーダー
「素晴らしい…
 高校生が農業で一番儲かるって言ってるんですよ。
 すごくないですか?
 どうですか?同じ髪型していますけど…?」





中学卒業時には既に将来の明確なビジョンを持って、
岩見沢農業高校に進んだ大塚君。
高校の3年間でも農業の専門的な知識や技術を身に付けてきました。




リーダー
「ビニールハウスの中に何かなっていますよね?」

大塚さん
「これは“ワサビ菜”です。
 あとはキャベツ・カブ・大根・小松菜とか、
 こっちはあっちにレタスなどもあります」

ということでワサビ菜をいただくことに…

大塚さん「先生と生徒で協力して育てました」

リーダー「この中で一番おいしいものください!」

大塚さん
「そうですね…一番美味しそうなのは…」

森アナ「何を見ているんですか?」

大塚さん「まずこの長さと茂り具合というか…」

リーダー「何か説得力があります!」




リーダー
「高校生たちが作ったワサビ菜いただきます!
 うーん!すごいみずみずしくて風味があっておいしいね!
 甘いよ~」

大塚さん「噛めば噛むほど甘いです!」





将来、実家の農場を継ぐ予定の大塚君。
ゆくゆくは、経営者としての知識など、
様々な能力が必要とされてきます。

森アナ「この後の進路は?」

大塚さん
「滋賀県にあるタキイ種苗専門学校に2年間行って…




大塚さん
「その後に東京にある
 日本農業経営大学校という専門学校に行き、
 その後、輸出などを学ぶために
 グローバルGAPなどが進んでいる
 ヨーロッパ(ドイツなど )に留学したいです」

リーダー
「国際的な基準をしっかりと踏まえて、いよいよデビューですか!
 全部決まってる…
 こうやってちゃんと自分の人生を構築できている。
 スケジュールが見える化してます!!
 すごいことだよな~明後日のお昼は何食べる?」

大塚さん「明後日は…カツ丼で!!」

森アナ「もう決まってるー!」





ところで今おじゃましていたハウス。
これは、農業土木工学科が実習で建てたもの。
岩見沢の豪雪にも耐えられる仕様になっています。



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