2021ǯ0220土
♯605 岩見沢農業高校編②家業の経営を考える高校生!?
森アナ
「私達は食品科学科の微生物基礎実習室にお邪魔してます。
こちらではチーズを作る実習などを行っているそうです。
食品科学科の近藤さんにお話を伺いします」
森崎リーダー
「これ作ったの?目の前にドーンとあるんです。立派なチーズ!」
森アナ
「こちらのチーズなんですけど、すごいチーズなんです!
2年に1度行われる国産チーズのコンテスト、
ジャパンチーズワード2020で銅賞を獲得したチーズなんです!」
リーダー「メチャメチャすごいじゃん」
近藤さん
「それこそ道内の有名なチーズ工房とかも
参加している中で銅賞を獲得してい」
リーダー
「日本中のプロのシーズの作り手たちが出品するわけですよ。
そこに高校生が作ったものを出品して受賞した!すげー」
近藤さん
「これはエメンタールタイプチーズと言って
(アニメの)トム&ジェリーに出てくる穴の空いたチーズです!」
リーダー
「チーズが大好きなジェリーのチーズだ!」
「フィバスの瞳」と名付けられているこのチーズ。
熟成期間に「ある液体」を使って表面を磨いています。
森アナ
「チーズの横に何か液体がありますね。
これは何をするものなんですか?」
近藤さん
「これはワインで、このチーズを問う磨くものです。
ワインと水と塩水を混ぜたものです!」
近藤さん
「このタオルを(このワイン水)につけて…」
リーダー
「ワインがもったいない気もしますけどね…
ワインで磨くとどのような効果があるんでしょうか」
近藤さん
「酪酸値(有機酸の一種)を抑えることができ
独特な臭みとかを消す効果があります。」
リーダー「チーズの臭みを消す…」
森アナ「ああいい香りがする~♪」
森アナ
「原料になってる生乳っていうのは
ここ岩見沢農業高校のものなんですか?」
近藤さん
「当校の畜産科学科で飼育されている牛の生乳を使っています!」
森アナ
「じゃあワインも岩見沢農業高校で作ってるもの?」
近藤さん
「このワインは空知の私の実家で作っているものです」
リーダー「えっ…?近藤さん家、ワイン作ってるの?」
近藤さん「はい」
森アナ「趣味でとかじゃなくて?」
近藤さん「いや違います…仕事です(笑)」
リーダー「ダメです!いけません!」
森アナ「そうですよね…」
リーダー「よしてください!」
リーダー
「近藤さんってあれですか?あの近藤さんですか?」
近藤さん
「あの近藤さん…わかんないですけど!あはは」
リーダー「すごい人気ですよ。毎年売り切れですよね」
近藤さん「はい」
森アナ「えっ!!」
リーダー
「早くも売り切れになる!発売して即完売だよね?」
近藤さん「はい!」
近藤さんの実家は、岩見沢市栗沢町にある、
「KONDOヴィンヤード」という名門ワイナリーです。
森アナ
「ご実家がワイナリーだったらワイナリーを継ぐために
果樹とかの勉強をしたりとかはなかったんですか?
やっぱりチーズだったんですか?」
近藤さん
「ワインに合うものっていうのは
やっぱりチーズだったり色々あると思うんですけど、
そういうものを勉強してみたいなと思って…」
リーダー
「ワインはワインの人気商品だから、
ここでやっぱり販路拡大でチーズを一緒に出す!
もうさ…目標があって学校に入ってる!」
森アナ「素晴らしいですね」
リーダー
「彼女とか彼にしてみれば、
当たり前のことなんだろう、それが…。
もう我々にしてみたらなんかもう恥ずかしい話ですね…」
森アナ「そうですね~ここまで考えてなかった…」
リーダー
「できれば彼女が欲しいぐらいの思いで高校に入りました」
将来を具体的に見据えている近藤さん。
高校卒業後は、どのような進路へ進むのでしょう。
近藤さん
「経済学科の短期大学に進学したいです!
経営を中心に学んで、
家業の経営改善を通して発展できればと…」
リーダー「こんな娘欲しい~~」
森アナ「素晴らしい…」
リーダー
「素晴らしい!本当に素晴らしい~
そこまで言われたら…食べてみたいね」
ということで、食品科学科が作ったチーズをいただきます。
リーダー
「どんどんうま味が出てくるね。
あま味というかうま味ですね。すごい出てきます!!」
森アナ
「あ~どんどんきますね。うんおいしい~!
噛んでいくごとにワインなんですかね…
あまみ・香り、あと生乳のコクが口の中に広がっていきますね!
プロですよ、もう!これは」
リーダー
「これはうまい!
近藤さん、これだけでも勿論うまいですけど
ワインと共にだともっとおいしいだろうね~」
近藤さん「ぜひ実家のワインと…!!」
森アナ「お上手~♪」
あぐり王国がおじゃましている岩見沢農業高校。
一口に農業高校と言っても、
その教育は多岐にわたります。
どんなことを学んでいるのか、
色々な学科の生徒にお話を伺ってみます。
山本さん
「私は、生活科学科です。
草花を育てるところから、フラワーアレンジメントや
リース作り・風景を作ったりしました」
リーダー「楽しそう~」
生活科学科では、
農畜産物全般の流通などについても学ぶそうです。
続いて、森林科学科とは?
花田さん
「もちろん木について学ぶんですが
月形町に演習林というものがあって、
そこに行って実践的なチェーンソーなどを使い実習します。
初めて木を切った時とか快感でした!あれは!」
森アナ「あははは」
リーダー
「そりゃあそうだよな。そういう気持ちになるよな!将来は?」
花田さん
「進路が就職なんですが、
国家公務員林業職に就き、
林業は人手不足を抱えてるんで
少しでも改善できたらなと思っています」
(C)HBC