28000平方メートルの
広大な敷地面積をもつ
十勝清水バイオエタノール工場。
こちらには、
原料となるビートの糖液が
隣接するホクレン清水製糖工場から
パイプで送られてくるのです。
森崎
「小麦は規格外ということで
有効活用というこということが
分かるんですが
ビートの場合は砂糖に出来ますよね?
バイオエタノールにしないで、
砂糖を作ったほうがイイんじゃない?
と素朴に思うのですが・・・」
北海道バイオエタノール
松尾さん
「ビートからのバイオエタノール製造には
大きな2つの理由があるんです。
1つは砂糖は輸入品との兼ね合いで、
砂糖の年間の出荷量が制限されています。
そのため、ビートを砂糖にしきれずに
余ってしまうことがあるんです。」
森崎
「それならば
ビートを作る量を減らしては?」
松尾さん
「実はそれも出来ません。」
松尾さん
「なぜならば
ビートというのは北海道の
基幹作物でありますが、
輪作のために必ず
育てる必要がある
作物でもあるからです。」