あぐり王国 放送内容

2010ǯ0116土
工房のチーズは牛から!


松坂
「ミルモ君、フリップをどうぞ。
北海道のチーズは
よつ葉乳業さんのような
乳業メーカーだけではなく、
こんなにたくさんのチーズ工房でも
作られているんです。

チーズをより手軽に
私たちに提供してくれる
乳業メーカーに対して、
こうした各地の工房での
チーズづくりは
どうなっているのか。
コレから行ってみたいと思います!」





音更町のよつ葉乳業を
後にした一行は新得町へ。

人口6800人のこの街に、
こだわりのチーズ工房が
あるのだとか。

訪れたのは新得町にある
農事組合法人・
共働学舎新得農場。



こちらでは
自然に学び
調和しながら野菜を育て、
牛を飼い、チーズや
農産加工品を
作っているのです。



代表をつとめる宮嶋さん。
アメリカの大学で畜産を学び、
1978年に協働学舎新得農場を設立。

98年に日本の
チーズコンテストで最高賞、
2004年には
国際的なコンテストで
金賞を受賞するなど大活躍!

そんな宮嶋さんのこだわりを
教えていただきましょう!



協働学舎新得農場
宮嶋さん
「座っている牛の口が
 動いてますよね。
 たくさん食べたあと
 座ってゆっくりしながら
 反すうをしているんです。
 反すうというのは
 一度飲み込んだ食べ物を
 再度口に戻して
 噛み直すことなんです。」



協働学舎新得農場のこだわり、
そのひとつは
健康な牛を育てること!

栄養管理や衛生管理を行い、
自分達で
安心安全な乳をしぼり、
チーズにしているのです。




松坂
「牛舎といえば
 特有のにおいが
 するはずですが、
  ここはしないですね。」

宮嶋さん
「その秘密は
 炭の粉と土から取り出した
 いい微生物をエサの上に
 入れておくんです。
 それを牛が食べると
 胃袋の中で
 自然の発酵をします。
 そうすると
 フンが臭わなくなります。」
 



宮嶋さん
「実は今 牛たちが
 座っているところは
 発酵しているんです。
 プラス5℃から10℃くらい。」



森崎
「床暖房みたいですね。」





宮嶋さん
「さらに発酵しているときに
 微生物が出すモノが
 サナギから
 ハエになるのを
 ブロックするんです。
 だからここにはハエがいなくて
 すぐそばで
 搾乳も出来るんですよ。」


(C)HBC