2021ǯ0327土
【1時間スペシャル】北海道ブランドを探せ!①子牛はどこへ…?
森結有花アナウンサー
「あぐり王国!海を越えて岐阜県にやってきました!」
森崎博之リーダー
「うわ~岐阜!今日は何ぞや!!!」
森アナ
「あぐり王国1時間スペシャルで~す!!」
森アナ
「いつものあぐり王国は北海道の農畜産物が
どのように生産されているのか?に注目していますが
スペシャルでは道外でどのように活躍しているか?を
探っていきます!!」
リーダー「ほうほうほう」
森アナ
「じゃあどうして岐阜県に来たか?です!
和牛生産についてまずは学んでいきます!」
リーダー
「和牛生産…北海道にもたくさんいますよね?
まあ岐阜で牛ということは…飛騨牛?」
森アナ「そうです!!」
リーダー「飛騨牛!!うわすげえ!超有名ブランド牛!!」
森アナ
「北海道が大きくかかわっているようです!
そしてこの後、スペシャルゲストも登場します。
その方、牛がとっても大好きで
牛をみると元気になるそうです!」
今回のあぐり王国ネクストは、
全国で活躍する北海道ブランドに迫る「1時間スペシャル」です!
森アナ
「では岐阜県内でも大規模な飛騨牛生産を行っている
安達ファームにお邪魔します!」
さてここでスペシャルゲストと合流!
「バビたんです♪」
飛騨牛生産を一緒に学んでくれるスペシャルゲストは、
栗山町出身のお笑いタレント、バービーさん。
自身のSNSで様々な牛の写真をアップするなど、
牛には、ひときわ強い思い入れがあるそうなんです。
リーダー
「牛が好きってどういうこと?異性として?」
バービーさん
「いやいやいや!
母方の実家が酪農家なんですよ!長万部で!
小さい頃、自我の目覚めと同じ時期には
牛に追いかけられていた!」
リーダー
「今日は和牛の中でも有名な飛騨牛ですよ」
バービーさん
「銀座とかの高い店で出るやつですよね!」
森アナ
「北海道の深い関わりがあるそうなので学んでいきましょう」
生産者の安立信之さんに、
岐阜県が誇る飛騨牛について詳しく教えていただきます。
リーダー「安達さん!大規模ですね」
足立さん
「北海道に比べたら私どもは零細なほうです…」
「北海道の牧場に比べても大規模ですよね」
リーダー「何頭くらいいるんですか?」
安立さん「約1000頭います!」
森アナ
「飛騨牛が1000頭いるんですか!わおっ!」
安立さん
「(北海道の)ホクレンの市場へは
毎年12回!毎月3泊4日で行ってます!
30年以上、北海道へ行ってます!」
リーダー
「30年、毎年、北海道に来ている???」
安立さん「子牛を購入しに!」
リーダー「北海道に子牛を買い付けにいらしてる!」
安立さん
「岐阜県で年間約1万頭ぐらいの肉牛が出ますが
その半分は県外ですね。岐阜県産は50%。
ほとんどが県外の子牛です」
子牛を飼育する牛舎へ―
リーダー「立派だしキレイだな…マンモス校みたい」
バービーさん「まだ…ティーン(若い)かしら?」
安立さん
「購入してきて3か月間はここにいます。
子牛のから肥育するまで段階的にエサを慣らして
それから肥育舎へ移動させます」
安立さん
「ここは1月10日に到着した25頭がいます!」
バービー
「ほかの所よりもリラックスしている牛が多くないですか?」
リーダー
「俺たちもそれぐらい岐阜でのんびりしたいなあ~」
安立ファームでは、繁殖牧場で生まれた
「素牛(もとうし)」と呼ばれる月齢9ヶ~10ヶ月の子牛を買い付け、
年間500頭出荷するうち300頭ほどが道産の素牛なんです!!
リーダー
「北海道から来た牛の特徴ってありますか?」
安立さん
「小さいうちから豊富に牧草を食べているので
ほかの産地よりぐっと体の成長がいいです!」
森アナ
「わざわざ北海道まで買い付けに行っているということは
素牛の段階でいい牛を見つけることは大事なんですか?」
安立さん
「重要なことですね!
いい牛を作るには、まず血統ですね!
全国で55万頭の雌牛がいるそうです。
岐阜県の【安福(やすふく)】という有名な種牛がいたんですが
その子孫の種牛が日本全国で100頭くらい飼っているんです!」
さてさらに大事なのはエサです!
安立さん
「最初のころは体を成長させるエサ。
それから平行して肉を作る、サシを入れる。
それが基本ですね」
さらに安立ファームでは、開放的な牛舎で、
稲の籾殻を敷いた清潔な寝床、1日最低2回の清掃など、
ストレスフリーで健康的な肥育環境のなか、
良質な飛騨牛を生産しているのです。
素牛を育成する牛舎の隣にある、
肥育牛舎を覗かせていただきましょう!
バービーさん「おっきい!」
森アナ「カッコイイですねえ」
バービーさん
「あはははははは…(笑)
でかいね~~!!!
でかすぎて笑っちゃいますねえ」
もっと間近で飛騨牛を見せていただけるということで…
バービーさん
「えっこれ…赤ちゃんいるんじゃないですよね?」
安立さん
「だいたい牛の胃袋は約200ℓあります。
ドラム缶1本分くらいの容積があります」
リーダー「それは4つの胃袋でですか?」
安立さん「そうです!第1胃が一番大きいですけど!」
ここでブラッシングをしてみることに…
まずは、安立さんに熟練のブラッシングテクニックを
披露していただく…はずが!
リーダー「さすが…慣れた…手つき…」
あれ??牛が逃げていきます(笑)
リーダー
「おっかなびっくりじゃないですか!?安立さん!」
逃走した牛にみんなもあたふた…(笑)
しかしさすがです。
安立さんの神の手で
おとなしくなる牛たち…。
リーダー「やっぱり落ち着いていますね」
森アナ「気持ちよさそう」
リーダー「さすがですねえ」
バービーさんもブラッシングをしてみると…
バービーさん「懐いてきた!!」
リーダー「距離が縮まりましたね」
リーダー
「ここまで大きいということは出荷ですか?」
安立さん「もういつでも出荷できる状態です」
安立ファームでは、18ヶ月間の肥育を行い、
800キロを越える体重となる、月齢28~30ヶ月で出荷。
徹底した肥育管理と生産者の愛情で育まれた和牛たちが、
トップブランド牛肉として、全国の消費者に届けられているのです。
リーダー
「私達は穀物・野菜など命を食べて生きているので
感謝することと、
みんなの分を生きているという思いで伝えてます」
バービーさん
「お顔をみると感謝するのを忘れていたなあって」
森アナ
「このあとは感謝をしながら飛騨牛をいただきましょう」
(C)HBC