森崎
「とかち鹿追牛って
一言で言うと
どんな牛ですか?」
JA鹿追町 猪俣 敏之さん
「鹿追で生まれた子牛が
このセンターで育てられ、
肉として出荷される-
生まれも育ちも鹿追町と
言うのが特徴です」
猪俣さん
「しかも鹿追牛は2種類います。
1つはホルスタインのオス。
もう1つは交雑種です」
交雑種とは
(鹿追町の場合)
ホルスタイン種のメスと
黒毛和種のオスを交配させたもの。
こうすることで
肉専用種より早く大きく、
そして乳用種よりおいしくなり、
低コストで良質なお肉が
生産できるのです。
森崎
「あの~
生まれも育ちも鹿追町ですが、
例えば神戸牛とか松阪牛とか
生まれも育ちも神戸では
ないのですか?」
猪俣さん
「違うんですよ。
市場で取引されて
北海道から兵庫県に行ったり…
という流れになってます」
森崎
「ではずっと地元にいる牛って
珍しいのでは?」
猪俣さん
「たぶん全国でも
鹿追だけだと思います。
以前は酪農家の方が自由に
牛を売っていたのですが、
付加価値を付けられないまま
安く取引されるコトがあるので、
このセンターに集約し、
鹿追で生まれた牛は全部、
鹿追で育てようとなったんです」
藤尾
「ちゃんと耳や首のところに
番号がついているんですね」
猪俣さん
「人間でいうと戸籍と住民登録が
一緒になって、生まれたところも
育ったところも分かるように
なっているんですよ」
早速、出荷直前の牛を見学-。
松坂
「うわあーおっきい~」
猪俣さん
「18ヶ月を超えましたよ。
大きい牛だと1tを
超えるんですよ」
森崎
「迫力あるなあ」