2010ǯ0403土
似て非なるイモ… 用途に合わせた品種改良
続いては、実践!
あぐりっこ隊が
“食味試験”に挑戦!
これは味や食感などの
特徴を調べるテストで、
品種や保存条件などによる
違いを判定する大切な仕事なのです。
食味試験コーナーに
入ってみると-
森崎
「スゴイ雰囲気!
区切られていて一人ずつ
座るようになってます。
ちゃんとお箸もあります」
早速一人ずつ席に座り
小窓をオープン!
AとBに分かれた
おイモを食べ比べます。
あぐりっこ
「Bのほうが甘い!」
森崎
「Bは黄色みがかってるよ」
氏家さん
「Bは私たちが
普段食べている品種。
Aの品種は加工用で
糖分が低くデンプンの
多い品種なんです。
具体的には
ポテトチップス用になる
品種だったんですよ」
氏家さん
「この試験を
10人~15人で何サイクルか
繰り返し行います。
今回は味だけでしたが
普段は【くずれる】【粘る】
などの食感なども
みているんですよ」
森崎
「いつでも来ますんで
呼んでください!」
次は食品の調理を行う試作室へ-
ここでは実際に調理を行い、
品種や保存条件などの
違いによる加工特性を
研究しています。
森崎
「ズラッとポテトチップスが
並んでいますが、
何が違うんでしょうか?」
研究所担当者
「品種によって色が
全然変わってきます。
青果用の普通にスーパーで
売っているイモだと、
糖分が高いので
焦げてしまうんです」
森崎
「そのまま茹でて食べるか、
揚げてポテトチップスで
食べるかで、
全然違うんだね!」
ちなみに同じ品種でも
保存温度が違うと、
微妙な成分変化で
仕上がりが変わってきます。
他にも色味を測定するなど、
より美味しく
加工調理できるよう
様々な研究が
行われているのです。
(C)HBC