あぐり王国 放送内容

2010ǯ0403土
寝た子は旨くなる!?  貯蔵の不思議


続いては貯蔵方法についてお勉強-

森崎
「みんな袋になんて書いてある?」

あぐりっこ
「よく ねた いも ??」





氏家さん
「実はCA貯蔵という技術を
 使っています。
 CA貯蔵を使うと
 貯蔵時間を長くすることができ
 味も通常のジャガイモより
 甘くなるんです」



森崎
「えっ!!
 そのキャビンアテンダント
 貯蔵によって-」

藤尾
「そのCAじゃないでしょ!
 どっか飛んで行っちゃう
 じゃないですか」





ジャガイモが甘くなるCA貯蔵。
その試験装置を見に行くと-

森崎
「なんか大きいのがあるよ」

藤尾
「貯蔵庫って書いてある」

森崎
「そもそもCAって何ですか」





ホクレン農業総合研究所
山下耕一郎さん
「英語のControlled Atmosphereと
 言いまして-」

森崎
「あーなんだ。コントロールド
 アトムスフェアかあ」

藤尾
「んな知ってる訳ないでしょ!
 キャビンアテンダントって
 言ってた人があ!」 





山下さん
「これは
 空気を調整するという意味。
 酸素濃度を下げ、
 二酸化炭素濃度を上げるコトで
 作物の呼吸がおさえられて
 作物を長持ちさせることが
 出来るんです」



森崎
「人間で言うとチョット
 息苦しい状況ですよね。
 わざとそういう状況に
 ジャガイモを置くことで?」

山下さん
「ジャガイモの芽が
 出にくくなって、
 糖分を蓄積して甘くなりますよ」





ジャーン!もんすけです!
ジャガイモを
長期間保存できて、
しかも甘くなるという
画期的なCA貯蔵。



その貯蔵倉庫は石狩にある
ホクレン石狩野菜センター。
こちらには、
10の貯蔵庫があって、
それぞれの農産物が
よりよい状態に保存できるよう、
酸素・窒素・二酸化炭素を
調整しているんです。



こうしたCA貯蔵のおかげで、
以前は春先までしか
食べられなかった
北海道産のジャガイモが、
7月ごろまで食べられるように
なったんだって!


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