あぐり王国 放送内容

2010ǯ0403土
9年かけて届く研究者の想い・・・


続いて一行が訪れた
岩見沢の中央農業試験場は
北海道の主力品種
“ななつぼし”が誕生した研究施設。
施設を覗いてみると…

森崎
「あれ~まだ外には雪があるのに」

藤尾
「ここ秋じゃないですか!?」





中央農業試験場 生産研究部
平山 裕治さん
「ここでは収穫量が
 もっととれるモノや
 寒さに強いとか、
 病気に強いなどの品種を
 育成しているんですよ」



平山さん
「品種をつくるのに
 10年かかるんですが
 冬の間にも、
 稲作することで
 10年が9年に短縮できて、
 品種改良が早くなるんです」



道内各地の農業試験場で
開発された様々なお米。
実はいろいろな用途で
活躍しているのです!
早速、それぞれの違いを
比べてみると…



1つ目の品種は-

あぐりっこ
「モチモチして甘い!」

中央農業試験場
木下 雅文さん
「こちら“きらら397”です。
 普通にスーパーでも
 売られていますが、
 牛丼屋でも使われてます。
 一粒一粒がしっかりした
 お米なのでこういった
 料理に合うんですよ」





続いては粘りが少ないのが
特徴の品種「大地の星」。
こちらもその特徴から、
冷凍ピラフなどに
使われる事が多いのです。 
そして最後に・・・




あぐりっこ
「かたーい」

森崎
「イチバン硬い!」

藤尾
「粘ってこないですね」

森崎
「もしやコレは…
 食べるお米じゃない!?」





木下さん
「食べた後に言うのも
 何なんですが…
 食べるためのお米じゃなくて
 日本酒のためのお米です。
 酒米と言いまして、
 品種名は吟風といいます」



あぐりっこ
「お米に違いは無いと思ってたけど
 たくさんイロイロ、
 違いがあるんだなと思った」



佐々木
「おいしく食べるために
 研究に研究を重ねている-。
 美味しくしようという
 研究者の人がいる限り
 美味しく食べなきゃと思いました」

森崎
「見事にしめるなあ~」

藤尾
「まさかのリーダー要らずですか~!」




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