あぐり王国 放送内容

2010ǯ10��16����土��
200万種から選ばれたエリート・ゆめぴりか


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ジャーン!もんすけです。
収穫された”ゆめぴりか”は、
どのようにして僕達の食卓に
届けられるのでしょうか?

沼田町でとれたゆめぴりかは、
JA北いぶきの施設へと運ばれ、
大型の乾燥機で乾燥、
巨大なサイロで貯蔵されます。

そして"もみ"から"もみ殻"を取り除いた
玄米の状態で袋詰めされ、
石狩市にあるホクレンパールライス工場へ
運ばれます。

この工場で"胚芽"と"ぬか"の部分を取り除く
”精米”が行なわれ、真白く磨きあげられます。

そして最後に厳重な品質検査が行われて出荷。
お店に並ぶまでには、
いろいろな工程があるんだね。





��佐々木
「疲れたけど面白かった体験でしたね。
 実は私、もっと”ゆめぴりか”を知ろうと思って
 一人である場所に行ってきたんです。
 ”ゆめぴりか”の秘密を探ってきたので
 VTRどうぞ!」



��佐々木アナが訪れていたのは、
お米などの品種開発を行っている
研究機関「上川農業試験場」。
実は、”ゆめぴりか”はここで生まれたんです。
ということで、
場長の菊地さんに開発秘話を教えて頂きました。



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菊池 治巳(はるみ)場長
「コレまでだいたい、
 100年間ぐらい品種改良をやってきましたが
 77分種を育成しております。
 品種改良っていうのは、
 今ある品種よりも優れた品種を作ることです。
 
 まず親を選びます。そして
 どういう組み合わせをするかをよく考えて、
 ここ上川農業試験場では
 毎年100種類ぐらいの組み合わせを
 つくっています。

 最終的には私たちが実際に食べて評価します」





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開発にたずさわる方々はもちろん、
首都圏で行われた食味官能試験でも
高い評価を受けた”ゆめぴりか”。
こちらで開発された200万品種の中から
選ばれた超エリートなのです。
そして去年、北海道米のエースとして
全国ブランドへ名のりをあげました。

菊池場長
「全国に北海道のお米が有名になったのは
 きらら397が初めてだと思います。
 その後、ほしのゆめ・ふっくりんこ・おぼろづきと
 続々とおいしいお米が出てきました。
 ”ゆめぴりか”は、その中でも
 もっともおいしい品種っていう風に
 我々も期待しております」





��収穫を終えたあぐりっこ隊。 
ココからは、
脱穀(だっこく)・もみすり・精米を、
機械を使わず手作業で体験します。
まずは「脱穀」作業。
稲からもみをはずしていきます。



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まず「千歯こき」という
鉄の歯がたくさん並んだ道具を使います。

この歯の間に稲を引っ掛けて
もみをこすり取ります。





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続いては「もみすり」。 
お米の表面を覆っている“もみ殻”を取り除きます。

方法はすり鉢にお米を入れ、
ソフトボールで優しくすりつぶすように
まわしていきます。

森崎
「お米は硬いけど“もみ殻”はやわらかい」





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ふっと息を吹きかけると-

森崎
「何が飛んでいっている?」

あぐりっこ
「なんか皮みたいな!」

森崎
「そう皮が飛んでいくね」





��森崎
「こうして“もみ殻”と中の“お米”に
 分かれていくわけだ」

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(C)HBC