あぐり王国 放送内容

2010ǯ1113土
タイヤの山が給食センター??


デントコーンが運ばれるのは、
TMRセンターと呼ばれる施設。 
通称「牛の給食センター」です。
ここでは乳牛1600頭分のエサを
作っているといいますが・・・

森崎
「なんかここタイヤ工場?
 給食センターっぽくない!」

あぐりっこ
「なんか酸っぱい臭いする」





タイヤの山・酸っぱいにおいの正体は?
この施設の仕掛け人・菊池さんに
教えてもらいます。

(有)アグリサポートばろう
菊池 厚さん
「上に上がってください」

河野
「アスレチックジムみたい!」





頂上に到着!
森崎
「見晴らしがイイねえ~
 僕達は何の上にあがっているのでしょう?」

菊池さん
「牛のエサの上、
 ご飯の上にあがっています!」

森崎
「なんてことを!あらら!すみません」





ここはバンカーサイロといって、
牛のエサとなるデントコーンや
牧草を発酵させる場所。
発酵させながら貯蔵しておくエサは
「サイレージ」と呼ばれ、
こちらでは牛1600頭が
一年間食べる分を作っておくことが
出来るのです。



エサの臭いをかいでみると-

リク君
「発酵していて漬物のにおいがする」

森崎
「ホントだ!漬物!」

佐々木
「高菜みたい!おにぎりにできそう」

森崎
「コーンも入ってるし、クキも葉も
 牛さんは全部たべるんだね」





発酵させる事で、
消化が良くなるだけでなく、
一年間は保存が効くサイレージ。
まるで牛用の「漬物」です。
廃材のタイヤは「漬物石」がわりに
置かれているんです。



菊池さん
「人間は毎日違うメニューでないと
 飽きてしまいますが、
 牛は毎日同じモノを
 食べるコトがイチバン、イイ!」



道内におよそ40か所あるという、
TMRセンター。
こちらの施設は、
地元の酪農家15人が協力して
5年前にスタートしました。
エサの原料となる牧草やデントコーンの栽培、
収穫、発酵、貯蔵、そして配達までを
一括管理することで、
通常、農家ごとに
行わなければならない作業を減らし、
経費の節約にもつながっています。
更にシステム導入で、
より高品質で安定した牛乳を出す牛が
育てられる…と、
参加する農家が増えているんです。



お次は、いよいよエサ作りです。
ここで作っているのは
TMR飼料と言われもの。
まずは専門家が作ったレシピを元に、
トウモロコシの実やビートの搾りかすなど
乾燥させた飼料をミキサー車に入れます。



佐々木
「6番には何の乾燥飼料が入っているのですか?」

菊池さん
「菜種粕(なたねかす)です。
 重要なタンパク源ですね」

飼料を配合したら次の工程へ。
エサの主体となるサイレージを投入
していきます。




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