あぐり王国 放送内容

2010ǯ1204土
命の重みを知るキッカケ


お次は小屋に集めれらた羊の体重を測定。
2月には出産を控えているとあって、
こうした健康管理は大切な日課です。



2~3人がかりで体重計に羊を乗せます。

森崎
「入った!」

生徒
「89.2kg」

佐々木
「けっこうありますね~」





森崎
「かわいがっている羊を
 人間がいただくじゃないですか…
 結構リアルな現実ですよね」

中島先生
「農業高校に来た生徒たちは
 常日頃からそういったコトを考えているので
 なるべく残さないで食べるコトを心がけたりとか、
 そういうコトをしてくれると嬉しいです」





カナちゃん
「かわいい羊が殺されて自分達の命になるから
 その命を無駄にしないで
 大切に食べたいなと思いました」



生徒
「育ててきたので…やっぱ寂しいんですよね
 かわいがってきたんで…
 やっぱ、小っちゃい時って、
 スッゴイめんこいんで
 出荷するとき…悲しかったっすね…」



森崎
「農業高校に入る前は考えることあった?」

生徒
「いや全然」





生徒
「食べていて当たり前だったんで…
 高校入ってこういうコト学べて
 価値観とかそういうの、
 ガラッと変わりましたね」
 
農業高校だからこそ
生徒が直面する
「食べること」「生きること」の意味。
そんな教育現場のドラマが、
遠別から全国に発信されようとしています。



お次は図書館に移動して、ちょっと朗読です…

佐々木
「-なんでだよ!
 エイジは突然自分が抑えられなくなり
 枕を壁に思いきりたたきつけた。

 エイジたちは、大人になるために生きている。
 大人になるってことは、すごいことのはずだ。





 だけど、
 羊は食べられるために、殺されるために
 大きくならなきゃならない。

 生まれたときからもう、そう決められている命。

 -なんでだよ!
 そんなこと、誰が決めたんだよ!!」





森崎
「重たいね。生かしていただいているのは
 こういくコトがあってなんだね」

サヤカちゃん
「聞いてたらスゴク悲しくなった…」

佐々木
「実はこれは来年の1月に
 店頭に並ぶ予定の本なんです」




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