2~3人がかりで体重計に羊を乗せます。
森崎
「入った!」
生徒
「89.2kg」
佐々木
「けっこうありますね~」
森崎
「かわいがっている羊を
人間がいただくじゃないですか…
結構リアルな現実ですよね」
中島先生
「農業高校に来た生徒たちは
常日頃からそういったコトを考えているので
なるべく残さないで食べるコトを心がけたりとか、
そういうコトをしてくれると嬉しいです」
森崎
「農業高校に入る前は考えることあった?」
生徒
「いや全然」
お次は図書館に移動して、ちょっと朗読です…
佐々木
「-なんでだよ!
エイジは突然自分が抑えられなくなり
枕を壁に思いきりたたきつけた。
エイジたちは、大人になるために生きている。
大人になるってことは、すごいことのはずだ。
だけど、
羊は食べられるために、殺されるために
大きくならなきゃならない。
生まれたときからもう、そう決められている命。
-なんでだよ!
そんなこと、誰が決めたんだよ!!」
森崎
「重たいね。生かしていただいているのは
こういくコトがあってなんだね」
サヤカちゃん
「聞いてたらスゴク悲しくなった…」
佐々木
「実はこれは来年の1月に
店頭に並ぶ予定の本なんです」