せっかくなので蒸したての酒米を
いただいてみました。
佐々木
「弾力がありますね!」
山崎さん
「酒米はそうなんですよ」
ホノカちゃん
「(お菓子の)グミみたい」
森崎
「グミキャンディね!酒米グミ!」
山崎さん
「分かりやすい発想ですよね~」
さて吟風と彗星とは何だったのか?
森崎
「あっ見つけましたよ!
“吟風”って漢字が書いてありますよ」
“吟風”“彗星”は北海道の酒米なんです。
手にとって見てみると-
あぐりっこ
「うわー真っ白」
森崎
「ただお米の場合はもう少し
透明な部分がありますよね?」
山崎さん
「透明な部分はタンパク質で
コレはもう真ん中のデンプンの部分だけなんです」
お米を削る理由、
それは日本酒造りの妨げになる
外側のタンパク質や脂肪などを取り除き、
おいしさの元となる中心部分のデンプンの
割合を高くするためなのです。
森崎
「酒米の実力はどうなんでしょう?」
山崎さん
「どんどん品種改良して良くなっていています!
ウチの蔵でも三年ぐらい前から、
北海道米でつくるお酒が半分を超えています。
どうせなら、地元の“お米”“お水”“人”で
作ったお酒じゃないとね!」
北海道米を使った日本酒作り。
ここからは酒造りの最高責任者、
杜氏(とうじ)の森本さんに
教えていただきましょう。
杜氏
森本 良久さん
「今はお酒の命とも言える“酒母(しゅぼ)”を
つくっているんですね」
酒母(しゅぼ)とは酵母つまり微生物の集まり。
この酵母は糖分をアルコールに
変える役割をしますが、
酒母づくりはお酒の出来を左右する
大切な行程なのです。
あぐりっこ
「泡がいっぱいある!」
森崎
「泡が出たり消えてりしているよね」
森本さん
(タンクの中の酒母を混ぜる)
「下の方から引っ張り揚げるようにまぜます」
リーダーもやってみますが…
森崎
「あんまり回してる感触がないなあ」